初 晴      32句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
初晴や御堂に祠る和合神 立脇操 雲の峰 200003
初晴やキャッチボールの始まれり 飯村久里子 春耕 200103
初晴や巨船の水尾の無限大 河内童楽 六花 200103
初晴の門より伽藍の塔へかな 小澤克己 遠嶺 200105
初晴の砂丘の見ゆる限り見て 岡淑子 雨月 200404
初晴や昔京橋木挽町 石川英利 百鳥 200404
初晴れや三原山(みはら)の噴煙漂へり いしだゆか 遠嶺 200504
初晴れの宮に貼りある寄進札 市川十二代 ぐろっけ 200604
初晴や眼下に眩し湖と街 羽賀恭子 200703
初晴や船が舟引く隅田川 鈴木多枝子 あを 200804
初晴や枝を張りたる城の松 丸山美奈子 馬醉木 200904
初晴を一直線に凧の糸 山本孝夫 201002
初晴や巫女の振る鈴華やかに 笠井清佑 201003
吠え合うて隣家我が家の犬初晴れ 小林清之介 風土 201003
初晴や雪のしづくのとどめなき 藤生昇三 六花 201102
初晴の航空公園クラリネット 須賀敏子 あを 201103
初晴やクレーンしづかに林立す 上谷昌憲 201103
どの樹にも棲む初晴の風なりき 大島翠木 201104
初晴を北の漢の言ひにけり 椿和枝 201104
初晴れの羊蹄山陸の羅針盤 園部早智子 ろんど 201104
初晴や胴上げ天に弾みける 脇克行 201104
初晴の影くつきりとついてくる 高木美波 万象選集 201205
初晴や折鶴あはき影持てる 野村幸子 万象選集 201205
初晴や焼せんべいの醤油の香 原友子 201302
初晴や白鳥の頸すつと伸び 岸洋子 201603
初晴の鈴鳴り通す社かな 竹中一花 201604
初晴や近くてはるか生駒の嶺 本多正子 雨月 201804
初晴の神酒に酔ひけり歩きけり 岸洋子 201806
初晴や出港の水脈鮮やかに 加藤静江 末黒野 201904
初晴や鏑矢を引く手のふるへ 青木朋子 201907
初晴や息子は育児休暇中 辻響子 202003
初晴や五重の塔に濃き闇夜 谷口一献 六花 202004

 

2021年1月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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