畑 焼     26句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
法起寺の塔のそびらの畑焼けり 朝妻力 俳句通信 200103
畦の上に畑焼きし炎をしをり 桑田眞佐子 火星 200205
畑焼いて田原の険をけぶらせり 宮川杵名男 春耕 200205
一反歩の焼き畑守り芋植うる 朝原きよじ 200205
畑焼きて道前の野を煙らせる 小西瑞穂 ぐろっけ 200209
焼畑の炎のちろちろと時雨くる 浜口高子 火星 200502
猛る火に水をかけては畑焼けり 海野みち子 万象 200509
畑焼や野良着に風をはらませて 窪田粧子 馬醉木 200605
焼畑の土塊尖る大暑かな 高橋スミ子 万象 200611
焼畑に娘盛りを鹿火屋守 海野勲 万象句集 200703
霊山の下の畑を焼きゐたり 戸栗末廣 火星 200705
寝て食うて五柳先生畑を焼く 小形さとる 200806
山頂の畑焼く煙のろしめく 出来由子 200806
まだ煙る焼畑に蕪蒔きにけり 阿部月山子 万象 200811
畑を焼く漢の赤い縞のシャツ 山口ひろよ 200905
畑焼や炎ときをり立ち上がり 笹村政子 初鼓 201105
畑焼の烟まとへり道祖神 藤原若菜 春燈 201105
畑焼きの煙に追はれ脚長蜂 山崎郁子 万象 201107
畑焼くも対の家鴨の逃げ出しぬ 大日向幸江 あを 201204
畑焼や背にまだ硬き川の音 堀田順子 馬醉木 201205
畑焼きの匂ひを残す野良着かな 白石正躬 やぶれ傘 201306
焼畑の煙車内に梅雨の明 赤座典子 あを 201308
天界に続く段畑焼きにけり 前田美恵子 201507
畑焼を遠見の個室病衣着る 井原美鳥 201604
畑焼く人流れに鍬を浸しおき 松本三千夫 末黒野 201706
畑焼の草木いつたん立ち上がる 細川洋子 201805

 

2021年3月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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