春 林    16句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
春林やとぎれとぎれに沢の音 三村禮子 酸漿 200005
春林に鴉が一羽うづくまる 小野寺節子 風土 200006
剽軽や春林の奥龍の気配 立岩利夫 海程 200007
人喰熊が逃げたぞこの虚無感の春林 山田緑光 海程 200008
人喰熊を見たぞその刹那の春林 山田緑光 海程 200008
人喰熊と出会う一瞬めくらむ春林 山田緑光 海程 200008
人喰熊が出たぞ妙に落ちつく春林 山田緑光 海程 200008
春林をポルカのやうに子等駆くる 野口光江 遠嶺 200706
春林の小さき切株一詩生る 横松しげる 遠嶺 200707
春林のむらさきだちし景色かな 東芳子 酸漿 201005
春林や焦げ跡残す震災地 石井雲雀 末黒野 201406
春林に樹液を紡ぐ音すなり 藤兼静子 201406
春林の木洩れ日淡し賢治の碑 四條進 201604
春林に透きて異国のやうな街 原友子 202010
春林軒棘鋼なすダチュラの実 田中佐知子 風土 202110
バス降りて春林のなか一歩づつ 須賀敏子 あを 202206

 

2023年3月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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