春景色       20句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
俳請の轆轤をまはす春景色 田村みどり 京鹿子 199808
吊り縄の吹かれてをりぬ春景色 大嶋康弘 銀化 200205
一白の彳つそれだけの春景色 水内慶太 銀化 200305
ふあつと匂ひ袋は春景色 滝沢環 京鹿子 200305
乗り越しの絵を見るやうな春景色 秋千晴 200408
春景色常陸風土記の浦かけて 安陪青人 雨月 200604
夕暮の鹿一頭も春景色 藤原さちよ 酸漿 200607
春景色まだ原色の青持たず 森岡正作 200806
三川のむかし暴れの春景色 吉岡知香 京鹿子 201001
銀箔の湖の煌めき春景色 赤木和代 201005
俊寛の遠流の島の春景色 小澤克己 遠嶺 201005
葉の色によき悪しきあり春景色 長崎桂子 あを 201105
家一つこはされ開く春景色 佐藤喜仙 かさね 201207
雪の山遠くにありて春景色 山本達人 かさね 201305
ひと時の浄土と見たり春景色 布村松景 春燈 201305
色紙短冊ひとり一人の春景色 雨村敏子 201405
遠き木に遠き風ある春景色 本多俊子 201406
鳥うたう色とりどりの春景色 森田泉美(小六) 201504
カーテンの透くる模様や春景色 秋山文子 末黒野 201905
微風の暈す池面の春景色 松本鷹根 京鹿子 201906
子と遊ぶヒジャブ姿の春景色 赤座典子 あを 201906
志木街道戴帽式の春景色 七郎衛門吉保 あを 202005
人の世に白きもの満つ春景色 阿部さちよ 202007

 

2021年3月29日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。