春暑し       27句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
春暑し骨の突き出すソーキそば 宮城菊子 200107
ホノルルは春暑しとぞ紅き花 堀内一郎 あを 200305
春暑し人の背越しの魁夷展 入江和子 ぐろっけ 200307
果物店香りをワッと春暑し 香釈好以 八千草 200310
春暑し百鬼夜行と列車事故 赤座典子 あを 200506
愛憎に舌の縺れる春暑し 瀬下るか 200507
尾道の坂道小路春暑し 渡辺玄子 酸漿 200603
甘蔗煮つむ甘き香りや春暑し 山内なつみ 万象 200609
橋桁を磁器で装ひ春暑し 布川直幸 200707
週末は検温のみや春暑し 宮崎高根 200707
自画像の自虐めくいろ春暑し 吉田空音 炎環 200906
縫ふやうにおかげ横丁春暑し 安藤久美子 やぶれ傘 201209
春暑しはぶ酒飲んで噎せてをり 呉屋菜々 万象 201407
甲羅干す亀の群生春暑し 山口キミコ 201407
欄干をたたけばうつろ春暑し 吉村さよ子 春燈 201507
切株の水気脱けゆく春暑し 吉村さよ子 春燈 201607
春暑し新橋までの銀座線 篠田純子 あを 201704
春暑し安田講堂のシンメトリー 鈴木光影 201807
春暑し大鯉は身をくねくねと 有賀昌子 やぶれ傘 201807
梅坂を七曲りして春暑し 若泉真樹 201902
春暑し腕のタトゥーに魅せられて 辻響子 202006
春暑し話し相手は良人のみ 秋山文子 末黒野 202008
十年も病んでみなされ春暑し 亀田虎童子 202104

 

2022年4月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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