春 霰       65句

じゆぶじゆぶと水に突込む春霰   岸田稚魚   雪涅槃

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
春霰やひと駈け三十三間堂 高崎武義 199903  
源氏香春の霰となりにける 延広禎一 199905  
学校の木にとびこみし春霰 澤本三乗 199905  
紅白の喪の餅かたし春霰 天野和風 春耕 199906  
虚子館の覆ひに弾む春霰 稲岡長 ホトトギス 199909  
春霰音華やぎて苺温室 中田ゑみこ 馬醉木 199912  
日の当たる音して春の霰かな 彌榮浩樹 銀化 200006  
春霰のはねてころがる姥子かな 春田淳子 俳句通信 200106  
春霰の汝をともなひをりしなり 岡井省二 200109 『夏炉』
宿傘に春の霰の跳ねやまず 西村純一 雲の峰 200205  
鉄瓶に湯玉たぎりて春霰 麻生當子 200205  
エプロンで春の霰を受けにけり 高尾豊子 火星 200205  
舟絵馬の鳴りをる春の霰かな 延広禎一 200207  
山桃の洞に入りたる春霰 雨村敏子 200304  
カリヨンの乱れなりけり春霰 栗栖恵通子 200304  
胎内佛出でける春の霰かな 延広禎一 200306  
春霰山門出づる肩先に 大森美恵 風土 200306  
ゆくりなき春霰熊野古道撃つ 塩路隆子 花衣 200307  
巌頭を発つ鵜に春の霰かな 酒井多加子 雲の峰 200404  
酔つて候まばゆき春の霰かな 延広禎一 200405  
横ざまに鵜の瀬を叩く春霰 木村てる代 雲の峰 200405  
春霰を庭に一振り夜明まへ 永岡セツ 酸漿 200405  
無名こそ良けれ春霰地にまろび 山陰石楠 200406  
指先の傘よりのぞく春霰 細野恵久 ぐろっけ 200502  
春霰弥勒寺跡の柱穴 小畠和男 栴檀 200506  
人間と山打つ春の霰かな 高橋将夫 星の渦 200507  
熊笹に樋に夕べの春霰 加藤廣子 火星 200606  
春霰衣通姫(そとほしひめ)の息なりし 竹中一花 200606  
大漁の鰤や春霰打ちかぶり 芝山喜久子 馬醉木 200705  
春霰にびるしやなのこゑしかと聞く 水野恒彦 200706  
だしぬけの春霰訃に言葉失せ 品川鈴子 ぐろっけ 200804  
春霰乾きしままの石畳 中田禎子 白猪 200901  
掌に落ちし春の霰の早や消ゆる 渡邊孝彦 やぶれ傘 200905  
黒土に数ふるほどの春霰 奥太雅 万象 200906  
カコカレがブルルってます春霰 中原幸子 船団 200909  
雄鶏を走らせし春霰かな 渡辺鶴来 春燈 201005  
春霰を出囃子として雨女 柳川晋 201007  
春霰のラフマニノフの狂気かな 瀬川公馨 201106  
春霰や摩羅出してゐる石の獅子 柳川晋 201108  
立春の霰ポストに跳ね四散 石垣幸子 雨月 201205  
神の田をしばらく打つや春霰 谷岡尚美 201206  
春霰や乾びきつたる粕食ふべ 瀬川公馨 201207  
枝剪りの手許打ちけり春霰 田中文治 火星 201207  
春霰の瓦に弾む一軒家 北村淳子 ろんど 201207  
振り払ふ過去に春霰淡きかな 前田美恵子 201306  
春霰のぽんぽん走る土の上 瀬川公馨 201405  
春霰オランダ坂に跳ねにけり 木下慈子 馬醉木 201506  
春霰蓑に宿らず濡れ地蔵 七郎衛門吉保 あを 201604  
病棟にもとび込んで来よ春霰 加藤みき 201605  
春霰セブンイレブン素通りす 長沼佐智 船団 201612  
春あられ過ぎし青空句碑開 中條睦子 栴檀 200407  
一瞬の夕日の中の春あられ 近藤きくえ 200506  
春あられ仏足石に弾みをり 千田敬 200605  
おどろきを掌に受けてをり春あられ 中野京子 200706  
蕉翁の蓑笠の別れ春あられ 小宮山勇 遠嶺 200708  
禰宜が駈け鶏が駈け春あられ 山尾玉藻 火星 201102  
人磨呂忌笹の葉をうつ春あられ 近藤紀子 201306  
春あられ満ちて百万石通り 雨宮桂子 風土 201505  
春霰オランダ坂に跳ねにけり 木下慈子 馬醉木 201506  
春霰蓑に宿らず濡れ地蔵 七郎衛門吉保 あを 201604  
病棟にもとび込んで来よ春霰 加藤みき 201605  
春霰セブンイレブン素通りす 長沼佐智 船団 201612  
古書店の平台しまふ春霰 柴崎和男 やぶれ傘 201806  
春霰の舟べり叩く西行忌 中村洋子 風土 201806  
先触れのやうなる春の霰降る 鈴木崇 201905  

 

2020年3月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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