花菜漬      128句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
花菜漬きざみすぎたる悔すこし 能村登四郎 199805  
花菜漬箸の終りに香りけり 能村登四郎 199805  
赤穂塩ほどよくきいて花菜漬 森田ゆり 風土 199905  
遠き日の母の箱膳花菜漬 穴澤光江 花菜風 199907  
甲に受く農家の縁の花菜漬 神蔵器 風土 200005  
末広の箸置き二つ花菜漬 稲辺美津 遠嶺 200006  
父想ふゆゑに我あり花菜漬 小澤克己 遠嶺 200007  
塩効いて天女の里の花菜漬 杉山瑞恵 雨月 200009  
廻し取りしてたちまちに花菜漬 中原幸子 遠くの山」 200010  
歯ざはりに旬ほとばしる花菜漬 藤岡紫水 京鹿子 200106  
献立に添ふ花菜漬仏の日 村越化石 200106  
ロツキイとロッキイ違ふ花菜漬 田中武彦 六花 200109  
花菜漬箸の終りに香りけり 能村登四郎 羽化 200110  
フアクスで頼む京都の花菜漬 平田紀美子 風土 200205  
花菜漬塩の加減に心して 河中透水 雨月 200206  
灯のさきにうるむ絹雨花菜漬 藤岡紫水 京鹿子 200206  
所望してお代はりしたる花菜漬 野沢しの武 風土 200206  
花菜漬箸は吉野の杉にして 吉田汀史 200206  
花菜漬きざむ手許のたしかなる 小池槇女 火星 200206  
一人居の昼餉夕餉の花菜漬 岡有志 ぐろっけ 200206  
京見ゆる暮しに慣れて花菜漬 波田美智子 をりをりに 200208  
女性部と言ふ名の会議花菜漬 森本さやか 雲の峰 200305  
いつよりかよき距離おぼえ花菜漬 福山悦一 200305  
深酒や罪滅ぼしの花菜漬 左官治郎 200306  
花菜漬しづかに夜の来てをりぬ 清水晃子 遠嶺 200306  
花菜漬出て飽食の一家族 葛馬房夫 雨月 200307  
家苞に持ち重りして花菜漬 今井千鶴子 円虹 200307  
途中下車こだわる京の花菜漬 田中時子 八千草 200310  
丈草忌重しをかろく花菜漬 高千夏子 200403  
独り者買ひ足してをり花菜漬 松崎鉄之介 200404  
スルタンの贅見し夜の花菜漬 川津小枝子 200405  
よきことのありさうな朝花菜漬 村越化石 200405  
戦艦に手は振るまいぞ花菜漬 植松美根子 200406  
振売の魚屋にもらふ花菜漬 伊藤月江 雲の峰 200407  
箸置に九谷を選び花菜漬 矢島久栄 200408  
やはらかく石の重みを花菜漬 林昭太郎 200505  
朝市や婆のほまちの花菜漬 内海保子 万象 200505  
寂光院前の茶店の花菜漬 神蔵器 風土 200506  
七人の昼餉に旅の花菜漬 木内憲子 200506  
手加減の塩味のよき花菜漬 田中千枝子 対岸 200508  
七分搗の飯に立つ湯気花菜漬 野中啓子 200508  
笑み合ふも肴のひとつ花菜漬 山田六甲 六花 200604  
あをによし「東大路」の花菜漬 神蔵器 風土 200604  
花菜漬湖の景称へつつ 徳丸峻一 風土 200605  
あきらめの身に添ひにける花菜漬 大橋敦子 雨月 200605  
一日のまた過ぎてゆく花菜漬 山田暢子 風土 200605  
花菜漬母亡きことを今更に 佐藤よしい 風土 200606  
正直を旨とす暮し花菜漬 山田夏子 雨月 200705  
三島手は母の好みや花菜漬 樺山翠 雨月 200705  
深川の人情いまも花菜漬 田中藤穂 あを 200707  
夫留守の卓の浮足花菜漬 安永圭子 風土 200707  
花菜漬恋しい人が四、五人は 坪内稔典 稔典句集U 200804  
花菜漬遠くの友のすこやかに 坪内稔典 稔典句集U 200804  
花菜漬買うて若狭の箸おろす 塩路隆子 200805  
左指少し太めで花菜漬 竹下昌子 200805  
手のひらに置いてもらへり花菜漬 大西八洲雄 万象 200806  
そよ風が運びたる幸花菜漬 伊東和子 200807  
花菜漬寡婦三人の三夜講 岡野ひろ子 200807  
食すすむ青き蕾の花菜漬 伊庭玲子 200904  
洛北の雨脚ほそし花菜漬 片山博介 春燈 200905  
花菜漬好みし人の日々遠き 仙石君子 雨月 200905  
持ち寄りの花菜漬なり比べをり 矢田部なほ子 200905  
あをによし奈良の仏と花菜漬 神蔵器 風土 200906  
声張りてないしょ話を花菜漬 木原今女 ぐろっけ 200906  
海へ向け魚干さるる花菜漬 きくちきみえ やぶれ傘 200906  
花菜漬南部絵暦解きがたく 内藤静 風土 200908  
天平の色を染めたる花菜漬 竪山道助 風土 200908  
論客もいつしか円し花菜漬 藤沢秀永 200909  
水取や手の甲にうく花菜漬 神蔵器 風土 201003  
入り用の金を夫より花菜漬 蘭定かず子 火星 201005  
友よりの幸福便や花菜漬 真柄百合子 末黒野 201005  
妻の小言ほろりと苦し花菜漬 松本三千夫 末黒野 201005  
入母屋の名主の家の花菜漬 古川よし子 風土 201006  
花菜漬隣人よりのお裾分 永田あき 酸漿 201006  
花菜漬独りの卓を彩れり 檀原さち子 酸漿 201006  
花菜漬母の声せるあねいもと 浜口高子 火星 201007  
一茎を活け大方は花菜漬 瀬口ゆみ子 ぐろっけ 201008  
くらがりに大黒さんの花菜漬 浜口高子 火星 201105  
花菜漬飯白きこと二三日 桂樟蹊子 201105  
ふる里の茶粥に適ふ花菜漬 武生喜玖乃 雨月 201106  
蝋@燭の夕餉また良し花菜漬 石川笙児 201106  
花菜漬空気になれぬ老二人 田中涼平 201106  
午前午後ゆつたり過ぎぬ花菜漬 山田暢子 風土 201107  
花菜漬もとめてつつむ小風呂敷 藤澤陽子 201107  
てのひらに京の言葉と花菜漬 根岸善行 風土 201201  
こともなく始まるひと日花菜漬 田中珠生 馬醉木 201205  
一日中雨降ると言ふ花菜漬 竹久みなみ 風土 201205  
ひとさまの少しお役に花菜漬 直江裕子 京鹿子 201206  
食べて旨し石焼芋と花菜漬 菊地崇之 かさね 201206  
噛みしめる今の息災花菜漬 和田郁子 粥の味 201209  
棟梁へ楊枝を添へし花菜漬 奥山ひろ子 万象 201305  
蕾摘むときのためらひ花菜漬 山田正子 201305  
舞妓より手くぼにたまふ花菜漬 山田春生 万象 201305  
ふるさとの話に及ぶ花菜漬 酒井みちこ 201305  
上賀茂の杜ひつそり花菜漬 岡野安雅 かさね 201306  
買ひ替へし釜で炊く飯花菜漬 國保八江 やぶれ傘 201306  
聞き役になりて持て成す花菜漬 塩川君子 末黒野 201306  
割箸の歪に割れて花菜漬 山田六甲 六花 201405  
藍の鉢にひと粒咲ける花菜漬 小澤菜美 201405  
朝飯に彩あざやかな花菜漬 荒井和昭 201406  
花菜漬妻の回忌の食膳に 野沢しの武 風土 201407  
身上は早寝早起き花菜漬 田岡千章 201408  
花菜漬田舎育ちのぬけきらず 水谷文謝子 雨月 201501  
村抜けて川の老いたり花菜漬 深川淑枝 201503  
箸置きの小枝の粋や花菜漬 中田みなみ 201505  
花菜漬絞り加減は味のうち 時澤藍 201506  
花菜漬旨し思ひ出ほろ苦し 赤岡茂子 春燈 201506  
連載を交代に読む花菜漬 高橋道子 201506  
なにごとも潮時のあり花菜漬 寺田すず江 201507  
花菜漬びやつと泣いたあとの顔 秋月祐一 船団 201512  
向き合へる時よいつまで花菜漬 山崎靖子 201606  
花菜漬一菜で足るわが朝餉 大島寛治 雨月 201606  
坦々と一日の終はり花菜漬 秋山信行 やぶれ傘 201608  
花菜漬つまみながらの昼の酒 松本善一 やぶれ傘 201608  
朝市に呼び合ふ屋号花菜漬 河野由美 馬醉木 201701  
良い本に巡り合うた日花菜漬 須賀敏子 あを 201704  
箸休めなりけりまはす花菜漬け 中川句寿夫 ここのもん 201705  
清左とは久し一献花菜漬 原田達夫 201705  
大皿の料理に加へ花菜漬 安藤久美子 やぶれ傘 201705  
水あがり重石傾ぐ花菜漬 吉田万喜子 雨月 201708  
だんだんと母に似る姉花菜漬 大川ゆかり 201806  
花菜漬少し食慾進みけり 中村風信子 馬醉木 201904  
母の忌や足す一品の花菜漬 岩木茂 風土 201905  
還暦の二人の暮らし花菜漬 神野未友紀 201905  
夫の忌の「酔心」に添ふ花菜漬 平田きみこ 風土 201906  
姑を知らぬ三代花菜漬 近藤綾 201906  
人生は晩年も佳し花菜漬 山田暢子 風土 201907  
食進む妻息災に花菜漬 谷村祐治 雨月 201907  

 

2020年4月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。