花御堂       93句

花御堂寺に咲く花みな飾る   刑部白雲

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
雨冷えの柱を立てて花御堂 井上弘美 199807  
丈長き花を四隅に花御堂 別府優 199901  
雨止んで匂ひ立つこと花御堂 阿久津都子 春耕 199907  
人波を四方にひろげて花御堂 鷹羽狩行 200005  
花御堂巡りて蜂の衛士のをり 林敬子 酸漿 200006  
花御堂へ葺かれんと咲く花多し 久保龍 200006  
花御堂花敷といふ峡の村 松崎鉄之介 200007  
それそこに海それそこに花御堂 男波弘志 200106  
昼過ぎの花を足されし花御堂 原茂美 俳句通信 200106  
道々に摘みしも葺きて花御堂 丸川越司 円虹 200107  
椿より葺き始めたる花御堂 丸川越司 円虹 200107  
葺き終へてどこか淋しき花御堂 丸川越司 円虹 200107  
九つの御仏こもれる花御堂 能村登四郎 羽化 200110 九品仏
天鵞絨を羽織つて入る花御堂 飯塚ゑ子 火星 200206  
湧く雲のゆるく流るる花御堂 小島三恵 酸漿 200206  
花御堂カーネーションの屋根紅し 門屋大樹 春耕 200206  
明六ツや信者鐘撞く花御堂 門屋大樹 春耕 200206  
花御堂葺きし双手の濡れしかな 田中藤穂 あを 200206  
正面を決め葺き始む花御堂 丸川越司 円虹 200207  
本堂の灯明りに葺く花御堂 丸川越司 円虹 200207  
花御堂大仏殿を光背と 古田考鵬 雨月 200207  
大ぶりの花より萎えて花御堂 八染藍子 200208  
山里はいまも旧暦花御堂 増田松枝 馬醉木 200208  
仏より大きな花や花御堂 青山丈 200208  
先師訪ねし禅定寺さま花御堂 松崎鉄之介 200306  
葺きあげて杉の葉匂ふ花御堂 山口たけし 雲の峯 200306  
無憂華と言ふ木は知らず花御堂 山口たけし 雲の峯 200306  
尼師弟葺く花御堂猫も来て 園多佳女 雨月 200307  
花御堂翅ある虫の飛び交す 守屋井蛙 酸漿 200307  
門前に飾りたてたる花御堂 鈴木佐和子 築港 200406  
杓を手に抱かれし子や花御堂 小松渓水 酸漿 200406  
預かりし子を寝かしつけ花御堂 東亜未 あを 200406  
庵主さま美人に在し花御堂 山本喜朗 雨月 200407  
てつぺんは蕾なりけり花御堂 城孝子 火星 200408  
花御堂溢るるほどの忌日寺 稲畑廣太郎 ホトトギス 200504 虚子忌
花御堂鳩の足音してゐたり 松たかし 火星 200506  
方丈の巧みに作る花御堂 広瀬敏子 酸漿 200506  
大寺に屋根は椿の花御堂 須賀敏子 あを 200506  
尼寺の白妙がちの花御堂 矢島久栄 200507  
おだやかな海の展けて花御堂 堀本祐子 遠嶺 200507  
寺の自負五色椿の花御堂 大橋淳一 雨月 200507  
シスターの遠き会釈や花御堂 田中峰雪 雨月 200507  
午後の日に疲れのみゆる花御堂 加地芳女 雨月 200508  
花御堂いのちの水を足して欲し 鎌倉喜久恵 あを 200606  
花御堂框跨ぎて目を馴らす 東亜未 あを 200606  
御仏を間近に拝す花御堂 木村茂登子 あを 200606  
この世にもかの世にもある花御堂 高橋将夫 200606  
花御堂拝み虚子忌と一人が言ふ 服部菰舟 雨月 200607  
柄杓まで僧手作りの花御堂 山本ミツ子 六花 200705  
花御堂色とりどりの子が押せり 高倉和子 200706  
少女らの声に埋もるる花御堂 野畑小百合 200706  
葺き了へて朝の光の花御堂 松原ふみ子 200707  
有心もて触るる柄杓や花御堂 和田政子 200806  
折鶴の千羽に影や花御堂 飯塚ゑ子 火星 200806  
雨のあといよよ華やぐ花御堂 大西裕 酸漿 200806  
明日香野の薺添へあり花御堂 石垣幸子 雨月 200807  
異国語で囲んでをりし花御堂 山下美典 ホトトギス 200808  
柄杓持つ青き目の人花御堂 笠井清佑 200906  
花御堂右も左も地獄絵図 矢田かずこ 200907  
鎌倉の椿葺きたる花御堂 定藤素子 雨月 200908  
三月の影つれ歩く花御堂 雨村敏子 201106  
清水坂登れば小さき花御堂 青木政江 酸漿 201106  
抱かれてそそぐ甘茶や花御堂 南栄海 酸漿 201106  
子が曳いて村々めぐる花御堂 柴田志津子 201107  
菜の花の黄勝に葺きて花御堂 田中春子 雨月 201107  
天下指す御指の雫花御堂 花岡豊香 酸漿 201107  
花御堂拝し仏心俄なる 村上美智子 雨月 201207  
好奇の瞳まんまるくして花御堂 黒澤登美枝 201307  
花御堂の大きすぎたるをさな佛 山尾玉藻 火星 201405  
花御堂下校の子らに囲まるる 山田暢子 風土 201406  
花御堂なんだかんだと葺きあがる 井浦美佐子 201407  
霧吹きをして仕上がりぬ花御堂 井浦美佐子 201407  
無住寺や方一尺の花御堂 鈴木鳳来 故山 201505  
花蕊に羽音ありけり花御堂 柳橋繁子 201507  
中庭に花御堂据ゑ幼稚園 足立良雄 201607  
園庭に踏み台置かれ花御堂 上村葉子 風土 201607  
午後からは萎れはじめし花御堂 住田千代子 六花 201608  
花御堂今さら平家物語 高木晶子 京鹿子 201608  
尼崎に遣る寺町花御堂 堀井英子 雨月 201707  
花御堂花の香りを葺き上ぐる 金森教子 雨月 201707  
園児らの野花尽しの花御堂 栗山恵子 雨月 201707  
花御堂僧丹精の椿もて 宮平静子 雨月 201707  
鳥ごゑの真中に組まれ花御堂 内藤静 風土 201807  
本尊に向かひ右手に花御堂 渡邉孝彦 やぶれ傘 201807  
谷戸深く椿を葺きて花御堂 内藤静 風土 201907  
神妙に園児の並ぶ花御堂 上村葉子 風土 201907  
百八の造花かざれる花御堂 大橋淳一 雨月 201907  
尾張野の紫雲英葺きたり花御堂 大橋淳一 雨月 201907  
花御堂囲む灯明百八つ 岡田ちた子 雨月 201907  
尼寺の野の花づくし花御堂 岡田ちた子 雨月 201907  
花御堂囲む灯明百八つ 岡田ちた子 雨月 201907  
尼寺の野の花づくし花御堂 岡田ちた子 雨月 201907  

 

 

2020年4月8日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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