花茣蓙 37句
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
花茣蓙の花織りつくし星雲図 | 栗栖恵通子 | 槐 | 199809 |
花茣蓙におのづと夫の座のありて | 小林信江 | 沖 | 199810 |
花茣蓙のタオルへ嬰を寝かせけり | 田所節子 | 沖 | 199909 |
花茣蓙の音のしづかになつてきし | 岡本高明 | 槐 | 200007 |
花茣蓙の大輪に坐し川下り | 鷹羽狩行 | 狩 | 200009 |
花茣蓙を夫にゆづりぬ少しの間 | 田畑幸子 | 火星 | 200009 |
花茣蓙は昼よりの空黄なるかな | 岡井省二 | 槐 | 200105 |
花茣蓙や眼閉づれば母の国 | 石橋翠 | いろり | 200108 |
花茣蓙や風の道ある寺座敷 | 高鴨アヤ子 | 春耕 | 200109 |
花茣蓙といふ大輪を広げたる | 鷹羽狩行 | 狩 | 201007 |
貰はるる積木拭ひぬ花茣蓙に | 辻美奈子 | 沖 | 201009 |
椅子よりも花茣蓙親し書を開く | 宮崎裕子 | 春燈 | 201010 |
花茣蓙や荘の主は里見ク | 今井千鶴子 | ホトトギス | 201012 |
花茣蓙にけふの疲れを癒されよ | 安原葉 | ホトトギス | 201012 |
花茣蓙といふもてなしに寛ぎぬ | 安原葉 | ホトトギス | 201012 |
花茣蓙の染みの記憶もなつかしく | 稲畑汀子 | ホトトギス | 201107 |
花茣蓙や面打つ女膝くずし | 有田蟻太 | 苑 | 201109 |
花茣蓙にでんぐり返り姉弟 | 角谷美恵子 | ぐろっけ | 201109 |
花茣蓙や膝つく暮し軽やかに | コ田千鶴子 | 花の翼 | 201111 |
ひと雨のありし花茣蓙父居らず | 山田美恵子 | 火星 | 201310 |
花茣蓙に転び仰げり雲竜図 | 鍋島武彦 | 末黒野 | 201310 |
花茣蓙の花につまづく齢かな | 鶴巻誉白 | ろんど | 201408 |
花茣蓙に足だけのこし眠りし児 | 関桂二 | 集 | 201603 |
花茣蓙の青にかしこむ膝頭 | 鎌田光恵 | 鴫 | 201711 |
花茣蓙にひとり遊びて万華鏡 | 辻響子 | 瓔 | 201806 |
体温ののこる花茣蓙たたみけり | 岩波千代美 | 馬醉木 | 201807 |
花茣蓙一枚母と子の小宇宙 | 柴崎富子 | 白地 | 201909 |
花茣蓙や庭へ向きたる母の席 | 山田閏子 | ホトトギス | 201912 |
花茣蓙を敷きて客問となりしこと | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202007 |
花茣蓙へひとりの気儘観世音 | 阪倉孝子 | 槐 | 202008 |
子の遊ぶ花茣蓙の鋲あやふしや | 升田ヤス子 | 六花 | 202009 |
新しき花茣蓙の香や忌を修す | 升田ヤス子 | 六花 | 202009 |
花茣蓙の寝息かすかの嬰子かな | 小沼ゑみ子 | 末黒野 | 202011 |
花茣蓙やテイクアウトのイタリアン | 沼崎千枝 | 末黒野 | 202104 |
花茣蓙にひんやりと寝る余生かな | 沼田巴字 | 京鹿子 | 202108 |
花茣蓙にゆつくりと寝る余生かな | 沼田巴字 | 京鹿子 | 202207 |
花茣蓙にごろりごろりと大の字を | 赤峰ひろし | 鴻 | 202211 |
花茣蓙のみしらぬ花に坐りけり | 井上菜摘子 | 京鹿子 | 202305 |
2023年7月31日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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