母の日 2       99句

母の日が母の日傘のなかにある   有馬朗人   歳時記(産調出版)

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
母の日に母に電卓貸したまま 小倉喜郎 船団 200110  
牛乳の無くて母の日電話する 朝倉晴美 船団 200111  
母の日の煮物やうやく母の味 葵かける 200206  
母の日や破竹の声で朝鴉 丸山佳子 京鹿子 200207  
子なき身に母の日の花届きけり 芝尚子 あを 200207  
連休に来て母の日は誰も来ず 舘林志津子 雲の峯 200207  
母の日の母に問はるる暮向 田中忠子 帆船 200207  
母の日は平にご容赦願ひたく 石山正子 銀化 200207  
ナプキンの威儀や母の日なればこそ 泉田秋硯 200208  
母の日や「百竈」てふ酒賜ふ 工藤ミネ子 風土 200208  
母の日の亡母に勝りし齢ひかな 代田青鳥 風土 200208  
母の日の花束届くパリ遠し 宮澤さくら 遠嶺 200208  
母の日の濡れてこだまの帰りけり 鈴木とし子 遠嶺 200208  
母の日の我が影母を覆ひけり 西澤ひで子 遠嶺 200208  
母の日や稚坐りしとメール来る 川合広保 雲の峰 200208  
母の日や母ある我も子を待てる 大野ツネ子 酸漿 200208  
帆船は風抱くかたち母の日よ 佐藤佐代子 200208  
母の日の大甕に水あふれゐし 城孝子 火星 200209  
母の日の母にありたる鳶の空 城孝子 火星 200209  
母の日の火星七百五十号 木野本加寿江 火星 200209  
母の日や片脚立ちのかんむり鷺 坂本敏子 京鹿子 200209  
母の日や花に結びし子の手紙 羽根田和子 百鳥 200209  
母の日や薬酒に沈む梅一つ 大浦ヤ 帆船 200209  
母の日の妻がもの言ふばかりかな 青山丈 200210  
母の日や久しく母の琴聞かず 福盛悦子 雨月 200211  
母の日の昔噺の末は長者 佐藤喜孝 青寫眞 200304  
蜃気楼母の日月思ひをり 清水節子 馬醉木 200305  
母の日の妻賑はしきその子らも 朝妻力 雲の峯 200306  
母の日やマーマレードができました 須賀敏子 あを 200306  
忌の近き母の日の夜の星の数 長谷英夫 馬醉木 200307  
日々疎くなりて母の日労られ 森脇恵香 雲の峯 200307  
母の日や母さんと呼ぶ嫁とゐて 早矢仕圭子 雲の峯 200307  
母の日のねぎらはれゐる厨ごと 宇利和代 雲の峯 200307  
還らざるもの呼ぶ母の日の霧笛 新田巣鳩 馬醉木 200308  
母の日や母恋ふことに終りなし 山崎泰世 200308  
母の日の椀に湯引きの鱧咲かす 伊藤京子 200308  
母の日の螢袋を見てゐたり 小野さとし 対岸 200308  
母の日や花に短かき走り書き 中谷喜美子 六花 200308  
母の日の母に九十の心意気 山本喜朗 雨月 200308  
母の日や姉妹の追慕少しずれ 仙石君子 雨月 200308  
母の日のひとりに馨るハーブティー 園多佳女 雨月 200308  
菓子焼いて雨の母の日暮れむとす 園多佳女 雨月 200308  
母の日のひとりとなりし母を訪ふ 山本きょうこ 百鳥 200308  
母の日やエプロンの子の脚長し 藤森万里子 百鳥 200308  
母の日の母と居て何するでもなく 西山恵子 200308  
母の日や誰も来ぬ日の妻とをり 坂田圭 200308  
母の日や母に習ひし鮨を押す 塩谷はつ枝 馬醉木 200309  
父の日は母の日よりもにぎやかに 延川五十昭 六花 200309  
母の日の赤子のやうな母の顔 城尾たか子 火星 200309  
母の日に届く百合の名はモナリザ 田中嘉代子 ぐろっけ 200309  
母の日の夫が気にする娘の電話 田中時子 八千草 200311  
母の日の無かりし母に菊供ふ 岸野美知子 酸漿 200312  
母の日や橋の灯くぐる艀の灯 鷹羽狩行 200405  
母の日にベトナム家庭料理なり 長谷川鮎 ぐろっけ 200405  
母の日の母が選り出す不要品 松山律子 六花 200406  
母の日の妻にコーヒーまろく淹れ 水原春郎 馬醉木 200407  
姪嫁ぐあたかも母の日なりけり 大橋敦子 雨月 200407  
母の日のプリマ絶唱「アヴェ・マリア」 山下佳子 200407  
母の日の嬉しき言葉有難う 石岡祐子 200407  
母の日の亡母に大山蓮花咲く 神蔵器 風土 200407  
母の日のギフトのぺージ繰りをりぬ 木村てる代 雲の峰 200407  
母の日や仏飯うすうすと乾き 中島あきら 200407  
下駄履きのラジオ体操母の日来 中山皓雪 200408  
母の日の超軽量の畳み傘 加藤峰子 200408  
母の日やとほくの山を見てゐたり 豊田都峰 京鹿子 200408  
母の日や木がくれ風の通り道 城石美津子 京鹿子 200408  
母の日や母の口癖思ひをり 佐々木咲子 百鳥 200408  
母の日や南瓜の種の干されゐる 田中正子 百鳥 200408  
母の日や三つ届きし鉢の花 藤森万里子 百鳥 200408  
母の日の母へ懐妊告げにけり 鈴木えり子 百鳥 200408  
母の日やこたびは母の百日忌 磯野しをり 雨月 200408  
次の世も母の日母とかくありたし 足立典子 雨月 200408  
母の日を母にさらりと恋告ぐる 西村操 雨月 200408  
母の日や花に添へたる香袋 川越昭子 万象 200408  
普段着の似合ひし母よ母の日も 河合佳代子 栴檀 200408  
母の日や母に頼られ母のごと 北島上已 酸漿 200408  
妻ありて母の日のあり美し酒 西屋敷峰水 河鹿 200408  
母の日を妻の日として赤ワイン 内山照久 200408  
母の日や何もいらぬと老い給ひ 三村純也 ホトトギス 200409  
母の日や偲べば父の面影も 安原葉 ホトトギス 200410  
母の日や母と在りし世近づけて 安原葉 ホトトギス 200410  
母の日や桟うつくしき紙障子 鷹羽狩行 200505  
母の日や著者進呈と云われても 松山律子 六花 200505  
母の日の母をやうやく連れ出せり 名村早智子 築港 200507  
母の日の母の仏飯赤の飯 本多紀代子 築港 200507  
母の日や亡母の小袋握りしめ 望月晴美 200507  
母の日や何も知らせずつつじ植う 長田秋男 酸漿 200507  
母の日や子となり母となる一日 伊藤いな栄 酸漿 200507  
母の日や安々と家ぬけだせり 竹内弘子 あを 200507  
擂鉢をおさへてゐたる母の日来 竹内弘子 あを 200507  
母の日よ祝はるる人あどけなく 鎌倉喜久恵 あを 200507  
母の日やしみじみ敷居すりへつて 定梶じょう あを 200507  
母の日の母の手小さかりしこと 岡本眸 200507  
母の日の塔のマリアや鳩翔たす 沼口蓬風 河鹿 200508  
母の日や花屋の落とす花のくづ 蒲地裕子 河鹿 200508  
母の日の妻はエステを所望せり 泉田秋硯 200508  
婿殿の声が嬉しや母の日に 鎮田紅絲 200508  
母の日や親のおとろへ見せまじく 能勢栄子 200508  
母の日や父にも別の包あり 藤田信義 春燈 200508 母の日→3

 

2020年5月10日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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