葉 月     82句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
男らの口笛葉月の雨の中 中林明美 ヒッポ千番地 199905  
目の前の仕事余して葉月かな 稲畑汀子 ホトトギス 199909  
クッキーのナッツ噛みあて葉月尽 鷹羽狩行 199910  
葉月尽ころころ丸き羊の子 長谷川通子 俳句通信 199910  
快速うみかぜ葉月とはぐれけり 田中亜美 海程 199912  
文月より葉月へ縷々と水流れ 森洋子 199912  
吾には吾の君には君の葉月かな 内野聖子 船団 199912  
豊かなる雲を母とし葉月富士 華明日香 銀化 200012  
エンタシス葉月の蝶がおちている 中林明美 船団 200103  
北アルプスの葉月の水に想う君 甲田夏湖 船団 200105  
葉月葉の日これよりは雨の日 阿部完市 海程 200112  
大の字に寝まる葉月の土の上 佐藤恭子 ホトトギス 200201  
戦争てふ言葉に軋みゐる葉月 本村照香 ホトトギス 200201  
葉月人うつむくしごと野に多き 後藤洋子 ホトトギス 200201  
山襞は葉月の雲の湧くところ 佐藤恭子 ホトトギス 200201  
二股は木にも川にも風葉月 佐藤恭子 ホトトギス 200201  
草樹打つ葉月の雨を四阿に 大和勲 ホトトギス 200201  
葉月の空を崩折れし摩天楼 本村照香 ホトトギス 200201  
観覧車月に触れゆく葉月かな 石田風子 ホトトギス 200201  
風の声聞こえて来たる葉月かな 湖東紀子 ホトトギス 200201  
温暖化なりし葉月に耐へてをり 石田風子 ホトトギス 200201  
総仕上げ近き葉月のビルの階 岡田榮二 ホトトギス 200201  
透きとほりたくて葉月の風めぐる 後藤洋子 ホトトギス 200201  
伝言板葉月八日に待つ小島 川島ひとみ 船団 200201  
ビル葉月たまには窓を開け閉める 岡田榮二 ホトトギス 200201  
闇深し葉月の雨に鳴く鴉 大和勲 ホトトギス 200201  
葉月来る土人形のやさしき目 田中敬子 百鳥 200212  
人を見て馬の嘶く葉月かな 山口マサエ 雲の峰 200310  
奥琵琶の波平らなる葉月かな 渡辺周子 雲の峰 200310  
水音をこぼし葉月の庵かな 田中清子 遠嶺 200312  
木々の皆疲れてをりし葉月かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200409  
補陀落の海の蒼さも葉月かな 熊岡俊子 雨月 200411  
梶の葉に盛る吉兆の葉月膳 水谷芳子 雨月 200411  
ねむる間に葉月の過ぎる真夜の月 渡邉友七 あを 200511  
三輪車上手に乗れて葉月かな 豊田博子 築港 200511  
バーベルのうっすら白く葉月尽 村田とくみ ぐろっけ 200512  
消息の届かぬままや葉月来る 稲畑汀子 ホトトギス 200609  
無憂華の台しみじみ葉月なり 谷村幸子 200610 摩那堂にて
亡き友の声の残れる葉月かな 村越化石 200611  
横罫の上を風ゆく葉月かな 中原幸子 以上、西陣から 200705  
もちあるく葉月なか日の籠枕 松崎豊 200706  
住み慣れし町の賑はひ葉月来る 福地初江 200710  
鎮魂の日を重ねつつ葉月過ぐ 中沢三省 風土 200711  
ナイターにうつつを抜かし葉月果つ 久保晴子 雨月 200712  
世界平和なほなほ遠し葉月尽 竹内悦子 200811  
糸巻の糸口探る葉月尽 辻佳子 馬醉木 200811  
ゴーギャンの朱き絵と在り葉月尽 勝見玲子 200811  
心打つ言の葉月を仰ぎつつ 川口襄 遠嶺 201001  
一つ終へ一つはじまる旅葉月 稲畑汀子 ホトトギス 201009  
葉月ぐもりや武蔵国府のうまし蕎麦 千田百里 201010 府中吟行
拝むことばかり多くて葉月なり 須賀敏子 あをかき 201010  
日曜に葉月はじまる熟寝かな 川端俊雄 火星 201011  
さざ波に魞の傾く葉月かな 雨宮桂子 風土 201011  
リヤカーの手入れ丹念葉月かな 宮田香 201011  
考ふより葉月花屋へ参るべし 大橋敦子 雨月 201109  
夢二画く女気怠げ葉月来る 丹生をだまき 京鹿子 201110  
濡れ髪を透かす葉月の夜風かな 藤原若菜 春燈 201112  
葉月はや風にうつろひ見えそめて 井上浩一郎 ホトトギス 201202  
椀洗ふ水なまぬるき葉月かな 小林愛子 辻楽師 201206  
陰ふかく心地よき道葉月かな 長崎桂子 あを 201210  
江戸川の土手に葉月の魚暦 成宮紀代子 201211  
的を射る手応へは無し葉月尽 三橋早苗 ぐろっけ 201212  
里眠る葉月の空の紺に澄み 宮崎きみ枝 201212  
山畳み戻る夕暮れ葉月尽 柳本渓光 ろんど 201301  
ふと掛ける石の温もり葉月かな 柴田靖子 201301  
筑波嶺や葉月の日の斑たゆたう 千田敬て 201310  
沼の色まづ画布に置く葉月旅 遠山みち子 201311  
揉んでゐて水匂ひだす葉月かな 佐藤喜孝 あを 201311  
京菓子の名に惹かれ買ふ葉月かな 塩田博久 風土 201311  
見事なる葉月に映える吾妻山 佐藤健伍 201311  
蟷螂も目まひ催す葉月かな 古沢幸次 ろんど 201312  
亡き人に花入れ送る葉月かな 藤波松山 京鹿子 201312  
葉月満月ナース手をおくほがみかな 西田孝 ろんど 201411  
幽界の便りはいまだ葉月尽 北村淳子 ろんど 201412 通子さんを偲ぶ
自転車を止めて葉月の立ち話 中村あいこ 船団 201505  
洞窟にワインの眠る葉月かな 内藤静 風土 201512  
遠くより葉月の波のうねり来る 内藤静 風土 201512  
山脈の際立ちて濃き葉月かな 溝内健乃 雨月 201512  
葉月行く履きぐせ遺る男下駄 布川孝子 京鹿子 201601  
やうやくに葉月の心ととのへり 稲畑汀子 ホトトギス 201609  
あれこれと知らずにすぎて葉月かな 犬塚芳子 201611  
宵の風背筋ひやりの葉月かな 長崎桂子 あを 201610  

 

2017年9月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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