肌 寒      67句

旅衣八重着重ねて寐のれどもなほ肌寒し妹にしあらねば   万葉集

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
肌寒きことは言はずに晴れしこと 稲畑汀子 ホトトギス 199810  
肌寒き風吹き溜る露店市 桑垣信子 いろり 199911  
文字盤のみ被爆時計や肌寒し 金子里美 船団 199912  
肌寒や朝日から鳥出てきたる 新開一哉 円虹 200103  
サイレンに目覚め夜半の肌寒し 河合笑子 あを 200103  
マハツタンテロの惨事に肌寒し 山田耕子 京鹿子 200201  
肌寒や人間ドック迷ひをり 篠田三七子 いろり 200203  
肌寒の朝市に買ふ金盞花 小林螢二 春耕 200206  
肌寒や旅はおほかた夜に着き 鷹羽狩行 200210  
肌寒や遠き明治の一葉館 芝宮須磨子 あを 200212  
肌寒や草の匂ひの街路灯 高橋さえ子 200304  
肌寒し明け待つ富士のシルエツト 小池津や子 帆船 200312  
肌寒や防犯灯の鈍き色 渡邉友七 あを 200403  
肌寒や眼鏡違ひの重なって 竹内太郎 200501  
肌寒や草ぐさに日のさし交はし 高橋さえ子 200502  
石楠花の山へさそはれ肌寒し 助口弘子 火星 200508  
肌寒を心して訪ふ山路かな 稲畑汀子 ホトトギス 200510  
肌寒の朝は富嶽の凛として 稲畑廣太郎 ホトトギス 200510  
肌寒の着込みしままの午後となる 稲畑汀子 ホトトギス 200510  
一枚の湖肌寒の風生めり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200510  
肌寒や針に残りし絹の糸 太田佳代子 春燈 200512  
肌寒や我に小瓶の酒を買ふ 村田さだ子 酸漿 200512  
肌寒と肩の触れ合ふ距離に寄る 瀬下るか 200601  
足もとに肌寒きたる信濃かな 滝沢伊代次 万象 200610  
肌寒や納めの囃子遠くあり 今井松子 遠嶺 200702  
肌寒し三叉路にある手向花 岡野ひろ子 200901  
級友の耄碌振りや肌寒き 宇治重郎 200902  
肌寒や古傷の骨痛むなり 中原吟子 雨月 200912  
肌寒し鳩の羽毛の吹かれをり 坂上香菜 200912  
肌寒のなほ仮住に馴れぬまま 今井千鶴子 ホトトギス 201003  
計画に向けたとへ肌寒くとも 稲畑汀子 ホトトギス 201010  
星仰ぎゐしとき忘れ肌寒し 稲畑汀子 ホトトギス 201010  
肌寒き野球の話せんとつて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201010  
肌寒きあなたと僕の距離であり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201010  
肌寒き秋にめずらし黄砂かな 原田圭子 ぐろっけ 201102  
肌寒や阪神ファンといふ運命 稲畑廣太郎 ホトトギス 201110  
肌寒く来て肌寒く言ひ放つ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201110  
肌寒き聖堂ミサの鐘響く 稲畑廣太郎 ホトトギス 201110  
肌寒や薬飲む白湯やはらかく 浅川幸代 末黒野 201201  
肌寒し紅葉回廊ひとり旅 後藤克彦 かさね 201201  
今聞きし名をすぐ忘れ肌寒し 棗怜子 春燈 201202  
肌寒や駐輪場に鳩のこゑ 渡邊孝彦 やぶれ傘 201204  
肌寒し蒟蒻畑の颪の日 酒井秀郎 返り花 201211  
超音波破砕オペ台肌寒し 松木清川 ぐろっけ 201301  
麗しの国に断層肌寒き 塩路隆子 201301  
笛太鼓止みて家路や肌寒き 山口キミコ 201301  
肌寒き朝快晴を約したる 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
乾きたる男の厨肌寒き 佐用圭子 201401  
生国の朝市ことに肌寒し 古川忠利 ろんど 201402  
肌寒の度合日に日に増す朝 宮崎正 ホトトギス 201402  
脱げばすぐ又着ることも肌寒し 稲畑汀子 ホトトギス 201410  
じつとしてをれば峰寺肌寒し 稲畑汀子 ホトトギス 201410  
肌寒き日に手術日を告げられて 笠井敦子 201501  
肌寒や石光寺さま無住にて 山田夏子 雨月 201502  
肌寒といひこれからが寒いこと 後藤立夫 ホトトギス 201503  
肌寒や口みつからぬセロテープ 宮川みね子 風土 201510  
肌寒や断層しるき世代間 吉村摂護 201601  
肌寒のカート押す人息かけて 長崎桂子 あを 201701  
肌寒し舞台は廻る九十度 石森理和 あを 201711  
押入れの夜具を引き出す肌寒さ 神山市実 やぶれ傘 201712  
肌寒やはらから集ふ妣の家 小林文良 春燈 201801  
表情の肌寒ほぐれ行きにけり 稲畑汀子 ホトトギス 201810  
肌寒に処さねばならぬ旅の朝 稲畑汀子 ホトトギス 201810  
肌寒をいとふ旅立なりしかな 稲畑汀子 ホトトギス 201810  
肌寒きこと心地よき快晴に 稲畑汀子 ホトトギス 201910  
肌寒きことに気づきし外出かな 稲畑汀子 ホトトギス 201910  
肌寒や奥行深き山のいろ 中田みなみ 202005  

 

2020年9月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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