月曜日      33句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
罌粟の実の傷つきやすい月曜日 寺田良治 船団 199811
あかあかと玫瑰は実に月曜日 桐木榮子 船団 199812
月曜の鳩の領域あたたかし 峯尾文世 銀化 200001
花冷えの浪漫強張る月曜日 尾上有紀子 わがまま 200002
葉桜の雨となりたる月曜日 石本百合子 馬醉木 200008
月曜に早朝があり鵙猛り 北原武巳 船団 200105
元朝の新世紀なる月曜日 辻村拓夫 船団 200106
葉桜や月曜ことに文の嵩 鷹羽狩行 200207
あぢさゐの雨に月曜始まりぬ 細川洋子 200208
法師蝉おつとり刀で来る月曜 藤岡紫水 京鹿子 200211
花散るや足裏つめたき月曜日 岩上とし子 200306
またしても月曜が来る残暑かな 藤井啓子 ホトトギス 200312
蝉どつと鳴きて目覚めし月曜日 谷野由紀子 雲の峰 200410
月曜は図書休館日秋刀魚買ふ 森田きよ 200505
朝の雪二月六日の月曜日 稲畑汀子 ホトトギス 200702
月曜の手や早稲の香の残りゐる 徳丸峻二 風土 200811
月曜の午前眠たき残暑かな 柿沼盟子 風土 200811
月曜日会議時々色鳥来 北島和奘 風土 200811
月曜のすぐ来て芽ぶく柳かな 柴田歌子 200907
月曜はいつも寂しき金魚玉 定梶じょう あを 200909
月曜の風の戸惑ふ大刈田 森苿明 京鹿子 201101
蜘蛛に留守頼み月曜日の外出 稻畑汀子 ホトトギス 201206
やはらかく白息こぼし月曜日 柿沼盟子 風土 201403
桃一りんまた月曜のめぐり来て 井上信子 201404
花りんご燃やせないごみ月曜日 鎌田悟朗 ろんど 201408
秋晴の古都も月曜休館日 稲畑汀子 ホトトギス 201410
蒲団から続くトンネル月曜日 小枝恵美子 船団 201612
月曜は図書館休み木の実降る 菊地光子 201901
ナイターや何時まで続く月曜日 荻布貢 202008
月曜の肌に冷たき腕時計 神山節子 202104
月曜はリラの雨降るわたし時間 井上菜摘子 京鹿子 202105
月曜の新聞軽し朝曇 黒滝志麻子 末黒野 202111
草虱くっ付けしまま月曜日 森なほ子 あを 202212
 

 

2023年6月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。