雁風呂 24句 |
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
雁風呂や三日月に雲流れをる | 出原博明 | 円虹 | 200106 |
雁風呂に沈めて旅の心かな | 稲畑汀子 | ホトトギス | 200203 |
雁風呂のいはれを熱く子に語る | 篠田純子 | あを | 200204 |
雁風呂や北へ行く貨車くぐもれり | 小野白瓶 | 沖 | 200305 |
雁風呂は津軽の海の風のこと | 小林てる子 | 草の花 | 200405 |
雁風呂や貝の軋みは骨に似て | 柴田朱実 | 京鹿子 | 200405 |
雁風呂や破船の窪みに風の鳴る | 柴田朱実 | 京鹿子 | 200405 |
雁風呂や仲間はづれはたしかに居る | 柴田朱実 | 京鹿子 | 200405 |
雁風呂や影なき浜に翳おとす | 柴田朱実 | 京鹿子 | 200405 |
雁風呂や撞木しばらくゆれてゐし | 久津見風牛 | 槐 | 200806 |
旅人に雁風呂焚きて鄙の宿 | 稲畑汀子 | ホトトギス | 200903 |
雁風呂や海のにほひの髪を梳く | 荒井慈 | 春燈 | 200903 |
雁風呂や低く謡へば海うねり | 片山博介 | 春燈 | 201005 |
雁風呂や瓦礫となりし村の跡 | 中村ふく子 | 璦 | 201107 |
旅人のくつろぐ宿の雁風呂に | 伊藤とほ歩 | ホトトギス | 201203 |
雁風呂を焚きくるるとて旅の宿 | 伊藤とほ歩 | ホトトギス | 201203 |
大地震の今宵雁風呂焚かれずに | 伊藤とほ歩 | ホトトギス | 201203 |
雁風呂の徳利洗うてをりにけり | 山田六甲 | 六花 | 201206 |
雁風呂や濤声荒き片廊下 | 山口ひろよ | 鴫 | 201305 |
雁風呂の浜にハングル文字のごみ | 鎌田慶子 | ろんど | 201407 |
雁風呂の煙淋しげに靡きぬ | 岩月優美子 | 槐 | 201407 |
雁風呂の村ながながと日の暮れる | 鎌田悟朗 | ろんど | 201407 |
雁風呂と思へばありぬ旅心 | 稲畑汀子 | ホトトギス | 201803 |
雁風呂や同じ向きなる蜑の墓 | くどうひろこ | 沖 | 201904 |
2022年2月14日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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