だんじり      35句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
だんじりをきはどき角に待って居り 南出律子 199811
樂車にそひてだんじり歩きかな 西田孝 199912
だんじりの紀州街道駆けて曳く 川合八重子 酸漿 200112
だんじりの鉦も太鼓もひた走る 次井義泰 200201
だんじりがモダンな街を巡る秋 尾上有紀子 船団 200202
だんじりを獣の声で遣り回す 小林玲子 ぐろっけ 200301
だんじりの町睡蓮のきはやかに 朝妻力 雲の峯 200306
駆け出せしだんじり禰宜も止められず 五十嵐道夫 築港 200311
だんじりの途切れて動く人の波 次井義泰 200312
胎教とせりだんじりの鉦太鼓 次井義泰 200412
だんじりの綱の白さや試験曳 次井義泰 200501
児の牽きしミニだんじりをいとしめり 松浦光子 200501
だんじりのあなやととどむ祭足袋 三由規童 雨月 200510
葭切やだんじり倉の開いてあり 浜口高子 火星 200510
地車(だんじり)の勝利の鬨も辻に消ゆ 泉田秋硯 200512
だんじりへバズーカ砲のごとカメラ 次井義泰 200512
秋天下だんじり過ぎし曲り角 楯野正雄 200512
かけ声の走るだんじり秋暑し 大槻球子 遠嶺 200601
月の橋渡りだんじり蔵納め 次井義泰 200701
一年の仮眠だんじり蔵納 次井義泰 200812
城郭の見えだんじりの衰へり 深澤鱶 火星 200912
勇壮に走るだんじり暁の街 川崎利子 200912
だんじりの轍木屑に秋の雨 永塚尚代 ぐろっけ 201101
地車(だんじり)の坂上り来る落暉いま 名取袿子 201101
山車(だんじり)を追ひかけすぎて迷ひ道 吉田和子 ぐろっけ 201202
浅漬の水茄子さくつと檀尻男 安田一郎 京鹿子 201210
木偶の舞ふ楽車船の津島祭 味村志津子 雨月 201211
台風圏だんじり神輿(しんよ)のフィナーレ 松本恒子 ぐろっけ 201401
宮入りの船だんじりの海へ向く 福島せいぎ 万象 201401
鉦太鼓激しだんじり高揚す 杉山瑞恵 雨月 201401
だんじりの男とさつと目の合ひぬ 平居澪子 六花 201401
だんじりに村の意地あり期待あり 山下美典 ホトトギス 201503
朝凪やだんじり響く坂の街 石山風童 万象 201608
宵宮のだんじり太鼓地より湧く 大沢美智子 201710
群衆を泳いでをりしだんじりや 中西厚子 201710

 

2023年7月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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