28句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
橙や今も学ぶによき土蔵 鷹羽狩行 200003
漉槽に窓の橙明りかな 杉浦典子 火星 200004
橙や日の射す佛間より掃きぬ 城孝子 火星 200012
橙の句碑祝ぐごとく天にあり 河内童楽 六花 200103
どの家も橙照つて嫗かな 加藤みき 200202
橙の香りくるたび筆休め 藤井圀彦 200204
橙の朝湯に旅を楽しめる 水田清子 200204
橙かラ・フランスか虚空蔵 竹内悦子 200212
橙のこのやはらかき皮の裏 高橋将夫 200304
橙をしぼるや五感動き出す 橋本順子 200312
橙や忘れし頃に濤の音 水原秋櫻子 馬醉木 200401
橙のほんのりと黄に村まつり 秋岡朝子 200402
夕ぐれの手が橙を呉れにけり 山尾玉藻 火星 200412
橙の垂れたる下のよく掃かれ 水田清子 200501
橙や大甕に水汲み置きす 石脇みはる 200503
初瀬みち葉付き橙無人売り 川上なみ子 200503
焼橙戸毎に刺せり十戸村 府川鈴 200505
橙のとらへゐる海よりの日矢 豊田都峰 京鹿子 200603
鳥居より高き橙裏参道 村田冨美子 京鹿子 200605
でこぼこの橙ぬくめ懐ろ手 瀧春一 常念 200606
橙の大木にして雨上がる 大山文子 火星 200609
不揃ひをいうて橙くれにけり 垣岡暎子 火星 200802
壱州の甘き橙ポン酢とす 赤座典子 あを 200901
再任の決定したり橙酢 年森恭子 ぐろっけ 201102
橙の朝日吸ひゐる寺の庭 田中藤穂 あを 201103
橙のひと色飾る辻祠 宮崎きみ枝 201204
結論を宙ぶらりんに青橙 奥田筆子 京鹿子 201805
誰にも会はず橙の黄の眩し 半谷洋子 202003

 

2021年10月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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