紅 茸     16句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
紅茸を跨ぐや森の魔女となる 生田恵美子 風土 200012
陵に紅茸呆けゐたりけり 岸はじめ ぐろっけ 200112
切株に自作自演の紅茸 丸山佳子 京鹿子 200209
紅茸を水に晒してをりにけり 延広禎一 200401
阿弥陀堂樹下に紅茸灯しけり 渡辺美知子 200411
紅茸のあな美しく惑はせり 中坂和子 帆船 200501
紅茸や旅人はただ美しとのみ 大串章 百鳥 200511
紅茸生ふ隠れキリシタンの聖地の森 松崎鉄之介 200701
紅茸のとことん白き柄なりけり 高橋将夫 200712
紅茸を見つけし夜の俄かなり 浜口高子 火星 201001
明るみてかさと紅茸こそと初茸 火箱ひろ 船団 201304
尻込みの得意な猫よ紅茸 山田六甲 六花 201310
紅茸にメルヘン世界広がれる 坂根宏子 野山の道 201404
紅茸の小さきが生ひぬ去来庵 升田ヤス子 六花 201502
教会の森に紅茸獣道 竹中一花 201612
紅茸や毒あるもののうつくしき 高橋将夫 201712

 

2021年10月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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