芭 蕉    75句

雨風の薄墨色に青芭蕉   瀧春一   硝子風鈴

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
落柿舎の芭蕉まだまだ枯れてゐず 堀江かつみ 199901  
吹き渡る風抜ける音芭蕉林 稲畑汀子 ホトトギス 199908  
雨音のはじまつてゐる芭蕉かな 稲畑汀子 ホトトギス 199908  
芭蕉葉にむらさき色の鳥の糞 山尾玉藻 火星 199910  
高きより垂れて全き芭蕉かな 和田敏子 雨月 199912  
櫂二丁たてかけてある芭蕉かな 小山森生 200001  
地下水を芭蕉の脇に吐かせある 黒田咲子 200101  
雨呼んではためく芭蕉広葉かな 鷹羽狩行 200109  
雨音を包む芭蕉でありにけり 堀川夏子 銀化 200111  
目覚めては腹へつてをる芭蕉かな 岡井省二 200112  
芭蕉葉のゆれば父なる大きな掌 鈴鹿仁 京鹿子 200209  
子は眠り芭蕉は風に吹かれをり 影山わこ 百鳥 200210  
芭蕉葉や佛頭の口ゆるぶかに 加藤みき 200211 師初盆
大仰に風に揉まるる芭蕉林 谷村祐治 雨月 200211  
芭蕉葉を見てゐて見えてきたるもの 高橋将夫 200212  
芭蕉葉の無傷も室の八島かな 斎藤くめお 対岸 200212  
写経終へ芭蕉の葉擦れ聴きをりぬ 西村しげ子 雨月 200311  
芭蕉葉の揺れ軒低き旧家かな 中島陽華 200401  
風音を閉ぢ込めしとき芭蕉林 稲畑汀子 ホトトギス 200409  
芭蕉葉のひるがへりゐる女の家 山尾玉藻 火星 200410  
芭蕉葉の折れしところを雨弾く 今瀬剛一 対岸 200411  
芭蕉林葉先に力ありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200502  
芭蕉葉に来て三十度曲る風 稲畑廣太郎 ホトトギス 200608  
朝々に老人のゐる芭蕉かな 百瀬七生子 海光 200705  
少年と芭蕉傷つきやすきかな 高崎武義 200808  
見えてくる風の形や芭蕉林 稲畑廣太郎 ホトトギス 200808  
芭蕉葉に風は力を抜いてをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200808  
日をはじく音のなかりし芭蕉かな 貴志尚子 200811  
大芭蕉淡海の浜の実生なり 加藤みき 200812  
心身の解き放たれし芭蕉はや 石脇みはる 200908  
ゆらゆらと芭蕉の作る青い翳 赤座典子 あを 200909  
さはさはと青芭蕉より青き風 久本久美子 春燈 200910 角川源義旧邸
青芭蕉結界石が残りゐて 久保田由布 ぐろっけ 200910  
山峡に揺るる芭蕉葉高野行 大橋晄 雨月 200911  
芭蕉葉の二つの影のさやさやと 竹内悦子 201001  
芭蕉葉や師の温顔と下駄の音 近藤きくえ 201001  
老街の入口高き芭蕉かな 江見悦子 万象 201004  
青芭蕉灯下にありて三尺余 大橋敦子 雨月 201007  
夜は夜の灯に照り映えて青芭蕉 大橋敦子 雨月 201007  
つやつやと書斎の床の青芭蕉 大橋敦子 雨月 201007  
凛々の生気貰はな青芭蕉 大橋敦子 雨月 201007  
己が空扇ぎて乱し芭蕉林 湯川雅 ホトトギス 201012  
窓を煽つ緑の芭蕉翳美しき 大橋敦子 雨月 201104  
青芭蕉の風とたはむるしらべ聴く 近藤きくえ 201108  
芭蕉葉を焙りて包むにぎり飯 大湾宗弘 万象 201208  
芭蕉葉を引き裂く空の青さかな 池田光子 風土 201211  
芭蕉林右往左往の風の湧き 水谷芳子 雨月 201211  
大空に帆かけて風の芭蕉かな 岩岡中正 ホトトギス 201303  
青芭蕉未だ一葉も瑕持たず 中根美保 風土 201310  
風つかみ風放ちたる芭蕉かな 長田厚子 末黒野 201311  
庵より高く芭蕉の葉擦れかな 加藤峰子 201311  
義仲寺の芭蕉広葉に邂逅す 山本漾子 雨月 201312  
吾が影に玉巻く芭蕉ほどけ初む 根本ひろ子 火星 201408  
行在所跡に玉解く芭蕉かな 笹村政子 六花 201408  
青芭蕉醫學博士と表札に 辻水音 201409  
巨花重く垂れて凛たる大芭蕉 室伏みどり 雨月 201409  
雨猛る音をまともに芭蕉林 布川直幸 201409  
芭蕉葉の半分に折れ風半分 湯川雅 ホトトギス 201410  
吹き重ね風の枚数芭蕉林 湯川雅 ホトトギス 201502  
風音のそこに集る芭蕉林 稲畑汀子 ホトトギス 201508  
風音のそこに集る芭蕉林 稲畑汀子 ホトトギス 201508  
さみどりに透ける芭蕉の若葉かな 久松和子 万象 201508  
雨はらむ風の一日芭蕉林 比嘉半升 万象 201508  
淡海の実生の芭蕉咲きにけり 加藤みき 201511  
葉桜を抜けて芭蕉に触れし館 稲畑廣太郎 ホトトギス 201605  
風抜けて芭蕉大きくひるがへる 稲畑汀子 ホトトギス 201608  
地に敷ける芭蕉の花を象牙かと 小林輝子 風土 201611  
芭蕉葉に音して気付く昼の雨 山口ひろよ 201612  
校庭の芭蕉にボールどすと落ち 松本正生 やぶれ傘 201612  
木曽殿に芭蕉の花の咲いてをり 岩木茂 風土 201701  
瑠璃山より散華舞ひ来や青芭蕉 伊丹さち子 馬醉木 201708  
東京に一夜の旅や花芭蕉 伊川玉子 万象 201708  
己が身の応援旗なり青芭蕉 久保夢女 201709  
花芭蕉雲が大きく動きをり 竹内悦子 201710  
花芭蕉触れれば芯のひんやりす 奥太雅 万象 201710  

 

2019年8月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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