あざらし    24句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
ふとんから貌出すあざらしである 松林尚志 200003
海豹を連れて氷の流れ寄る 阿部悦子 酸漿 200004
行く流氷来るあざらし何故鳴くの 山田緑光 海程 200005
湖の岩に幾つの小海豹 中里カヨ 酸漿 200010
片隅が好きなあざらし木の実落つ 芹沢愛子 海程 200012
あざらしの貌に吹雪のありにけり 依田明倫 円虹 200105
七月のごまふあざらし浮かびをり 石脇みはる 200110
あざらしを裂き氷上を染める鷲 小西龍馬 ホトトギス 200203
あざらしもあしかもとども春隣 春川暖慕 銀化 200205
海豹の産声襟裳の夏近し 高橋峰村 200208
防災日髭あざらしの川となり 井口ふみ緒 風土 200211
公家眉のごまふあざらし冬日向 柿沼盟子 風土 200303
海豹來る港未來の帷子川 松崎鉄之介 200305
海豹も逃げぬフィヨルド秋うらら 星川淑子 200307
海豹の手配書まはる春の川 加藤浩三 200307
あざらしの肉声ねだる聖五月 戸田和子 200308
背泳ぎの胡麻斑海豹戀すてふ 篠田純子 あを 200409
海鳴りを耳朶に海豹廻りづめ 境良一 京鹿子 200505
海豹の身にはつなつの傷あまた 辻美奈子 200607
海豹の髭の先よりかぎろへり 一ノ木文子 炎環 200906
黒眼ふたつ冬毛あざらし反り返る 竹内弘子 あを 201003
蒼海に千切れ流氷斑海豹 金山藤之助 201107
海豹の旋回妙技涼しかり 伊東和子 201211
ものぐさな海豹も居て水温む 奥田茶々 風土 201406

 

2023年3月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。