葦 火 19句
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
谷地と言ふ地名を今に芦火燃ゆ | 金升富美子 | 濱 | 199901 |
水底の水の流るる蘆火かな | 田畑幸子 | 火星 | 200001 |
蘆刈の済みしところに蘆火かな | 高橋将夫 | 槐 | 200001 |
大らかに春秋ありき蘆火燃ゆ | 金子兜太 | 海程 | 200101 |
水澄むとは言えぬが蘆火はなやげり | 金子兜太 | 海程 | 200101 |
芦火燃ゆ黄昏はまた遠くより | 坂田和嘉子 | 京鹿子 | 200205 |
芦火消ゆ風に素性の見えてきし | 戸田和子 | 鴫 | 200402 |
しばらくは静かに移る芦火かな | 唐木和世 | 朝 | 200508 |
めらめらと燃ゆる芦火や脳の減る | 秋岡朝子 | 槐 | 200601 |
遠芦火病名かまふつもりなし | 戸田和子 | 鴫 | 200702 |
蘆火あげ湿原の闇ふかくせり | 中村翠湖 | 馬醉木 | 200710 |
漕ぎ出でて湖岸きはだつ夕蘆火 | 近藤敏子 | 沖 | 200901 |
身のどこか記憶ありけり蘆火燃ゆ | 雨村敏子 | 槐 | 201001 |
熱田津の葦火に息を増やしけり | 鳥居おさむ | ろんど | 201010 |
対岸の蘆火の烟流れ来し | 岩下芳子 | 槐 | 201201 |
蘆刈の蘆火のしまつしてゐたり | 石脇みはる | 槐 | 201201 |
蘆火二つ相寄らぬまま暮れゆくも | 北川英子 | 沖 | 201201 |
来し方を綴ると見えてくる芦火 | 岩月優美子 | 槐 | 201201 |
白湯飲んで遠き蘆火を思ひをり | 山尾玉藻 | 火星 | 201312 |
夕風に葦火猛りし翁の忌 | 岡本尚子 | 風土 | 201902 |
前生の鳥の記憶に蘆火かな | 井原美鳥 | 沖 | 202001 |
2022年9月22日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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