明日葉       33句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
明日葉や隠れ住むごと八丈島人 松崎鉄之介 200006
明日葉を刻む一子に賭けもして 品川鈴子 船出 200104
明日葉生ふ破れ木戸を抜け砂浜へ 堀すみ恵 200105
明日葉の青きをもつて島料理 中島たけ子 200208
明日葉や「本土は」といふ島をんな 加藤たかね 風土 200209
ふつふつと湯掻くあしたば香り立つ 長澤健子 酸漿 200304
明日葉に太平洋の波飛べり 大串章 百鳥 200304
断崖の明日葉濡らす濤しぶき 小林碧郎 馬醉木 200405
あしたばや光あふるる岬鼻 桑添礼子 栴檀 200506
明日葉の待ちし甲斐あり三宅帰島 東亜未 あを 200507
あしたばや道問へば島人やさし 桑添礼子 栴檀 200507
揚げたての明日葉膳に海の宿 神保みね子 酸漿 200906
明日葉の先の石垣崩えしまま 大崎紀夫 やぶれ傘 200906
明日葉のよく繁りをり島の道 阿部文子 酸漿 200909
明日葉に縞美しき揚羽の子 阿部文子 酸漿 200912
末枯の中の明日葉青きかな 小野口正江 末黒野 201002
あしたばの花に怒濤の迫りけり 荻野泰成 ぐろっけ 201003
芹よりも明日葉匂ひ売られけり 石塚友二 ぐろっけ 201003
明日葉を摘む灯台の足下で 荻原記代 ぐろっけ 201003
明日葉を食ぶ筈なりし夫は亡く 品川鈴子 ぐろっけ 201003
明日葉や村ごとに持つ舟溜 中町和子 ぐろっけ 201003
明日葉の酢漬和へもの島泊り 岡田日郎 ぐろっけ 201003
父在りし海辺はいづこ明日葉も 勝野薫 ぐろっけ 201003
昨夜荒れし海のしづけさあしたば摘む 仲村美智子 ぐろっけ 201003
もてなしの明日葉づくし伊豆八丈 八木紀子 ぐろっけ 201003
ゼロ金利に慣れ明日葉を摘みてをり 岩田みち子 ぐろっけ 201003
明日葉や隣の島はとうに暮れ 大崎紀夫 やぶれ傘 201107
明日葉を夕餉の菜と摘みにけり 府川昭子 春燈 201404
明日葉や隣りの島はとうに暮れ 大崎紀夫 虻の昼 201510
明日葉を入れて祝ひぬ雑煮餅 山田六甲 六花 201801
明日葉や風は海より吹ききたる 天野美登里 やぶれ傘 201805
明日葉の苗を抱へて連絡船 赤座典子 あを 201905
島を出る子に明日葉の戦ぎをり 森岡正作 202005
明日葉のえぐみや想う伊豆の島 伊藤昌枝 202105

 

2022年5月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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