朝 顔 7      214句

朝顔を蒔きて残りの種埋める    金子蛙次郎

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
朝顔市片側ぬるる大通り 大西八洲雄 万象 201109  
朝顔やスイングジャズのべース音 中島玉五郎 201109  
朝顔にほどよき雨のありにけり 上原恒子 雨月 201109  
朝顔の群青にあるDNA 松岡和子 201110  
問屋より朝顔市の団十郎 鈴木石花 風土 201110  
朝顔のうすむらさきに今朝の秋 上原重一 201110  
朝顔の蕾期待のふくらめり 菅野蒔子 末黒野 201110  
即決の朝顔市の紺なりし 宮崎高根 201110  
朝顔の身動ぐ音に明けにけり 田部井幸枝 201110  
朝顔や介護士に手を差し出され 神谷耕輔 201110  
朝顔で挨拶代はり背戸隣 品川鈴子 ぐろっけ 201110  
銭湯のある町に立つ朝顔市 中山純子 万象 201110  
朝顔やをんな煮炊きにあけくれし 中山純子 万象 201110  
四番星朝顔の明日咲かす花 中山純子 万象 201110  
朝顔の路地に子の声煮ものの香 伊藤純子 201111  
朝顔の「浮世絵美人」色香かな 西村敏子 201111  
朝顔に雨足激し濃むらさき 片岡久美子 201111  
朝顔の紫紺に力貰ひけり 村上絢子 馬醉木 201111  
朝顔や乾けば白きズック靴 中田みなみ 201111  
朝顔の空より青く開きたり 秋千晴 201111  
朝顔や三味線の皮裂けし音 二宮一知 万象 201111  
朝顔や言葉慎むこと多し 田原陽子 201111  
城跡の朝顔にして撓まざる 河内桜人 京鹿子 201111  
朝顔に底抜けの空ありにけり 戸栗末廣 火星 201111  
身支度の間に朝顔のひらきけり 笠置早苗 火星 201111  
浴室をおほふ朝顔影ゆれて 西田敏之 ぐろっけ 201111  
朝顔は磴の手摺に日照雨降る 渡邉孝彦 やぶれ傘 201111  
生き生きと琉球朝顔紺極め 和田一 雨月 201111  
朝顔は水色ばかり路地に住む 和田一 雨月 201111  
高潮に路浸されて実朝顔 四方由紀子 風土 201111  
転校す朝顔日記終らずに 山田正子 201112  
大輪の朝顔絡むフェンス越え 羽賀恭子 201112  
瓢箪と朝顔ならぶ窓辺かな 松村光典 やぶれ傘 201112  
純白の朝顔選みつみ摘みそろふ 北村香朗 京鹿子 201112  
敗者想へば朝顔の濃むらさき 田部井幸枝 201112  
母病むと朝顔たんと開きけり 城孝子 火星 201112  
朝顔の萎れぬ間にとスケッチす 中尾廣美 ぐろっけ 201112  
朝顔の折日正しく開きけり 能美昌二郎 201112  
朝顔のきのふ十三けふ三十 柿沼盟子 風土 201112  
朝顔の種に湿りのありにけり 笹村政子 六花 201112  
朝顔や飲むたび曇る牛乳瓶 鳳蛮華 201202  
朝顔の好きな色のみ種残す 小林朱夏 201204  
朝顔や朝の時間の過ぎ易く 稲畑汀子 ホトトギス 201208  
傘を干す朝顔市のもう来ると 井上信子 201208  
濃朝顔夫へ倫理の花ひらく 丸山佳子 京鹿子 201208  
朝顔の紫紺を今日の証しとす 田原陽子 201111  
朝顔の双葉あまたに町工場 山荘慶子 あを 201208  
朝顔の咲ける数記しカレンダー 山崎里美 201209  
朝顔の色は何色水を遣る 水原春郎 馬醉木 201209  
朝顔の次の風待つ遊び蔓 久保東海司 201209  
朝顔市見物客とよまれけり 篠原幸子 春燈 201209  
緋を縒りて登る朝顔相撲部屋 鈴木良戈 201209  
交番に朝顔市の鉢とどく 大西八洲雄 万象 201209  
朝顔市少年は水はこぶ役 大西八洲雄 万象 201209  
朝顔のからむ路地裏とうふ売り 川井素山 かさね 201210  
朝顔の垣根涼しき散歩道 青木英林 かさね 201210  
朝顔の垣根を越えて蔓延ばす 後藤克彦 かさね 201210  
朝顔を室内に蔓天井へ 長島清山 かさね 201210  
朝顔の見送り受けて足軽し 菊地崇之 かさね 201210  
朝顔や枯れて忘るる鉢一つ 吉田博行 かさね 201210  
朝顔の紺濃くのぼり暁けにけり 鈴木良戈 201210  
朝顔は業に巻きつき咲かむとす 柳川晋 201210  
朝顔の双葉の厚き緑かな 島谷征良 風土 201210  
朝顔の日本のいろにひらきたる 森田節子 風土 201210  
朝顔の道うみかぜの通りみち 高田令子 201210  
朝顔の香る入谷の界隈に 塩見治郎 雨月 201210  
朝顔市手押車に鉢運び 塩見治郎 雨月 201210  
琵琶の音が朝顔からむ小窓より 栗原京子 201210  
朝顔の虚空に一花敗戦忌 西村純太 201211  
朝顔やわが身に透くる水の色 辻美奈子 201211  
家ごとに朝顔咲かす与力町 佐野和子 万象 201211  
つぎつぎと朝顔開く濁りかな 佐々木紗知 京鹿子 201211  
雨洗ふ庭に朝顔閉じ得たり 森田子月 ぐろっけ 201211  
電線を捕へて一つ濃朝顔 斉藤裕子 あを 201211  
白粥に朝顔の紺咲き揃ふ 戸栗末廣 201211  
朝顔の奔放をもて彩れる 井上浩一郎 ホトトギス 201212  
朝顔の紺にじむほど垣に垂る 佐藤喜仙 かさね 201212  
朝顔を押し花にして栞とす 安藤虎酔 かさね 201212  
故郷の庭の朝顔濃むらさき 小林美登里 かさね 201212  
朝顔の水色やがて空に溶け 岡田満喜子 ぐろっけ 201212  
朝顔のあと一日と咲きにけり 平居澪子 六花 201212  
門柱に朝顔の種置き忘る 平居澪子 六花 201212  
門々の朝顔の鉢鉄砲町 北村淳子 ろんど 201212 大阪堺
朝顔の窓あけて父起しけり 柴田佐知子 201212  
朝顔や晴れて親しき京の路地 安原葉 ホトトギス 201301  
塀を超えまだ咲く朝顔そぞろ寒 丸山酔宵子 かさね 201301  
朝顔の数分かる日のはじまりし 嶋田一歩 ホトトギス 201302  
朝顔の終はり休暇の果てにけり 今井肖子 ホトトギス 201302  
植込みを這ふ朝顔の終ひ花 坂場章子 201302  
朝顔の門をくぐりて訪なへる 小菅美代子 ぐろっけ 201304  
約束のなき朝顔の種を蒔く 神蔵器 風土 201306  
べらんめえ朝顔市は負けねえよ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201307  
朝顔を蒔くたのしみの月夕ベ 中山純子 万象 201307  
朝顔の蔓の行方にある力 稲畑汀子 ホトトギス 201308  
朝顔や柿渋塗りの塀高し 布川直幸 201308  
山門を抜けて朝顔市に入る 廣瀬雅男 やぶれ傘 201309  
朝顔に一雨来たる夕べかな 渡邉孝彦 やぶれ傘 201310  
朝顔の垣根にふっと亡夫の顔 細川コマヱ 雨月 201310  
朝顔のつるの絡んだ竹箒 森岡陽子 かさね 201310  
朝顔の日々新しき八十路かな 増田甚平 ろんど 201310  
朝顔市下駄をぬらして戻りけり 小張志げ 春燈 201310  
朝顔に大雨警報出てゐたり 岩木茂 風土 201310  
夙く起きて朝顔棚の前に佇つ 高橋照子 雨月 201311  
朝顔や終の栖といふものを 古田考鵬 雨月 201311  
妻逝くや朝顔の白美しき 古田考鵬 雨月 201311  
朝顔や古井の蓋の鎖さるまま 西村しげ子 雨月 201311  
下町や家それぞれの朝顔を 大橋晄 雨月 201311  
朝顔の手を継ぎ足してきのふけふ 森田尚宏 201311  
朝顔の予期せぬ色に咲きにけり 北郷和顔 末黒野 201311  
朝顔の絞りの種はどれだつけ 湯橋喜美 201311  
朝顔やゆつくり歩む乳母車 井上静子 201311  
朝顔を数へる指のはじめから 井上淳子 火星 201311  
野朝顔海女の着替へを囲みをり 安岡みさき 万象 201311  
朝顔の支への柵を葉で覆ふ 出口誠 六花 201311  
盆花とならぬ朝顔咲き揃ふ 林いづみ 風土 201311  
朝顔や蜑の一戸に忌中札 田中佐知子 風土 201311  
朝顔の花色薄く秋深し 田島昭久 かさね 201311  
朝顔のなべて濃紺好かれけり 佐藤喜仙 かさね 201311  
朝顔に久しき雨や青深み 桂敦子 201311  
朝顔の主役でありし子の日記 堀田順子 馬醉木 201311  
朝顔を垣いつぱいに子沢山 渡邊千枝子 馬醉木 201311  
朝顔の青ひと色の雨となる 水原春郎 馬醉木 201311  
朝顔の折目正して競ひ咲く 村上悦子 雨月 201311  
朝顔の垣根に干しで行者足袋 金森教子 雨月 201312  
朝顔を増やして待たう東京五輪 中山皓雪 201312  
朝顔の蕾数へて待つ明日 数長藤代 201312  
朝顔の種採りて待つ再検査 頓所友枝 201312  
朝顔にしばられてをり隣の木 出口誠 六花 201312  
朝顔を数へ忘れし日記帳 野村鞆枝 京鹿子 201312  
朝顔の紺にちりばむよべの星 尾荒尾茂子 京鹿子 201312  
朝顔に安産母神あり市の前 北村香朗 京鹿子 201312  
朝顔の咲き損なへり明けの雨 上月智子 末黒野 201312  
朝顔や路地は駅への隠れ道 鍋島武彦 末黒野 201312  
なほ続く朝顔日記彼岸入 桂敦子 201312  
朝顔の種採り合うて兄弟 田中佐知子 風土 201401  
つれづれに朝顔の種採りにけり 瀬島洒望 やぶれ傘 201401  
朝顔の蔓のさだまる通り雨 小林正史 201402  
白粥に朝顔の紺咲き揃ふ 戸栗末廣 201405  
子規庵の朝顔といふ種子を蒔く 神蔵器 風土 201406  
子の蒔きし朝顔の種水攻めに 佐津のぼる 六花 201407  
朝顔と目覚めを競ふ吾子早寝 稲畑廣太郎 ホトトギス 201408  
朝顔の日記三十一日目 稲畑廣太郎 ホトトギス 201408  
朝顔に色の余白といふ朝 稲畑廣太郎 ホトトギス 201408  
朝顔に鳥語目覚めてゆきにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201408
朝顔市法被少女の伝法に 鈴木良戈 201409  
朝顔や夜の匂ひの顔洗ふ 高橋泰子 201409  
朝顔の種蒔くころや幼稚園 柴田志津子 201409  
朝顔に水たつぷりと妻の留守 杉本薬王子 風土 201409  
朝の客朝顔市の鉢提げて 田中藤穂 あを 201409  
あさがほに吹き刺りたる妻楊枝 山田六甲 六花 201409  
朝顔を育ていつくしみ宿題に 東秋茄子 京鹿子 201410  
朝顔の蔓の天辺海の原 雨村敏子 201410  
朝顔の鉢をひつさげ電車待つ 亀田やす子 万象 201410  
朝顔の種蒔くころや幼稚園 柴田志津子 201410  
朝顔の絵葉書届く朝涼し 中井弘一 201410  
朝顔に連ぬる想ひ加賀千代女 大松一枝 201410  
あさがほの繁り尽して開きけり 栗原京子 201410  
帰り来て朝顔の苗二寸ほど 江見悦子 万象 201410  
路地裏に朝顔市の荷の届く 亀田やす子 万象 201410  
二階まで朝顔咲かせ海人の家 宮内とし子 201410  
朝顔に連ぬる想ひ加賀千代女 大松一枝 201410  
朝顔の青に立ちたる目眩かな 藤井明子 馬醉木 201410  
朝顔や夫の端書きこころ安 今澤淑子 火星 201411  
朝顔の影絵お伽の国清ら 松川悠乃 ろんど 201411  
ひと際の朝顔の藍魁ける 北村淳子 ろんど 201411  
あさがほや全部肯定したくなる 大川ゆかり 201411  
定番の朝顔日記明日おはる 園部早智子 ろんど 201411  
朝顔の摘心悔いてをりにけり 服部早苗 201411  
朝顔や信徒しづかにすれちがふ 野上杳 201411  
明日見据ゑ朝顔の苗濃くなりぬ 丹羽武正 京鹿子 201411  
朝顔やいつも誰かに支へられ 岡淑子 雨月 201411  
朝顔の摘心悔いてをりにけり 服部早苗 201412  
三日月列島ところどころに野朝顔 鳥居美智子 ろんど 201412  
朝顔の藍を残せし終の花 谷岡尚美 201412  
あさがほのうつかりしたか夕方まで 吉弘恭子 あを 201412  
朝顔の観察日記終りても 園部早智子 ろんど 201412  
朝顔やまだ明けきらぬ海の紺 比嘉半升 万象 201412  
蔓枯れてなほ朝顔の紺さやか 岡崎春菜 万象 201501  
町ぢゆうに朝顔絡ませてみたし 栗原京子 201503  
朝顔の藍に朝の始まれり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201508  
朝顔を都心に咲かせ侘住ひ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201508  
朝顔の蔓の自由を正す朝 稲畑汀子 ホトトギス 201508  
朝顔の蔓の行方は追はずとも 稲畑汀子 ホトトギス 201508  
朝顔の今朝もむらさき今朝も雨 水原秋櫻子 馬醉木 201508 『うたげ』
朝顔に昨日の皃の無かりけり 布川直幸 201508  
朝顔やまだ明けきらぬ海の紺 比嘉半升 万象 201508  
朝顔の数に会ひたく繰る雨戸 高橋あさの 201509  
市立つや朝顔どれも大輪に 須藤美智子 風土 201510  
矮性の朝顔咲かせ下谷かな 荒井和昭 201510  
朝顔を這はせて村の集会所 市村明代 馬醉木 201511  
銘水に朝顔紺を深めけり 卯木堯子 春燈 201511  
朝顔や種子は下剤になるといふ 岸上道也 京鹿子 201511  
朝顔の萎えて真昼の犬の舌 岸上道也 京鹿子 201511  
朝顔や朝夕五時の庭手入れ 南奉栄蓮 風土 201511  
朝顔の未だ開かぬ色を待つ 今井充子 201511  
内向きに咲く花ありて朝顔棚 岡田桃子 201511  
朝顔の紺にゆらゆら小名木川 大坪あきら 万象 201511  
朝顔の双葉に花の彩ありぬ 中島ひろし 末黒野 201511  
朝顔のつぼみに明日の色おもふ 塚越弥栄子 末黒野 201511  
朝顔の色濃き今朝の小風かな 塩川君子 末黒野 201511  
朝顔の金網傾ぐ小学校 丑久保勲 やぶれ傘 201511  
朝顔の新種の絡むフェンスかな 大内幸子 六花 201511  
土砂降りに咲く朝顔のありにけり 上谷昌憲 201511  
退院や朝顔の紺あせぬ間に 千田敬 201511  
朝顔に兄の真似して耳あてて 宮崎洋 春燈 201512  
朝顔の競ひ伸びゆく軒の下 丹羽武正 京鹿子 201512  
朝顔の白ばかり咲く綾子の忌 原田しずえ 万象 201512  
藍色の朝顔今朝のおみおつけ たかはしすなお 201512  
咲き繋ぐ朝顔の明日思ひけり 杉田春雄 風土 201512  
朝顔の種盗まむと十字切る 田原陽子 201601  
朝顔や島の男に呑み屋あり 福島せいぎ 万象 201602  
朝顔の実を取りおかむ雨止まば 志方章子 六花 201602  
朝顔が咲いた横顔が目覚めた 林田麻裕 201603  
朝顔市腕組む人と屈む人 中山皓雪 201608 朝顔 →8

 

2017年8月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。