有 明 29句
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
有明の月の寝嵩の残りけり | 梅田津 | 銀化 | 199812 |
有明の崖に山柿熟るるころ | 田中呑舟 | 火星 | 199912 |
有明の寒満月の御空かな | 二瓶洋子 | 六花 | 200005 |
有明の月纎かりし鯥五郎 | 中原道夫 | 銀化 | 200008 |
いつしかに有明月を見るならい | 吉田光子 | ぐろっけ | 200102 |
有明を間近の月ぞ丘の上 | 阿部ひろし | 酸漿 | 200211 |
有明の月こぼしゆく露雫 | 河野美奇 | 円虹 | 200310 |
有明の十住心論なりし | 高橋将夫 | 槐 | 200512 |
有明の鏡するどし神の留守 | 荻野千枝 | 京鹿子 | 200602 |
有明の月の淡しや初尾花 | 島崎勇作 | 酸漿 | 200611 |
有明のキツネノマゴとわたくしと | 坪内稔典 | 船団 | 200801 |
鷭巣立つ有明の波掻いくぐり | 益本三知子 | 馬醉木 | 200808 |
有明のほのぼのとして大賀蓮 | 中川悦子 | 酸漿 | 200810 |
有明や都心の隅に酒を売る | 坂本依誌子 | 春燈 | 200812 |
有明の月に木枯止みにけり | 山田六甲 | 六花 | 200812 |
稿終えて有明の月朧なり | 木原今女 | ぐろっけ | 200906 |
有明の月あんこ屋に餡の湯気 | 山田美恵子 | 火星 | 200912 |
有明の月に潮差す舟溜 | 石本秋翠 | 馬醉木 | 201012 |
有明の一樹が鷲を放ちけり | 守永ハツエ | 空 | 201408 |
有明の月明らけしけふも晴 | 谷口俊郎 | 璦 | 201501 |
有明の月をよぎりて鷹渡る | 大橋淳一 | 雨月 | 201501 |
有明や一声こぼす遠烏 | 小林昌子 | 馬醉木 | 201601 |
有明や月の引力見ゆる海 | 能美昌二郎 | 沖 | 201712 |
有明の夜明け海苔舟揺蕩へる | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201802 |
有明の君はまあるく眠ってる | 林豊美 | 船団 | 201806 |
有明の朝日傾け海苔を掻く | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202002 |
有明の月しろじろと春の雁 | 石川倜子 | 馬醉木 | 202004 |
有明海めぐり走れり日雷 | 沼田巴字 | 京鹿子 | 202108 |
有明の空に一ト声ほととぎす | 小山ほ子 | 末黒野 | 202109 |
有明の波の囁き海苔を掻く | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202202 |
2022年8月21日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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