秋の月   29句

さる引きの猿と世を経る秋の月   芭蕉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
秘め事を見抜かれてをり秋の月 小川花久 いろり 200012  
事もなく一人歩きや秋の月 河合笑子 あを 200110  
秋の月英語混りの蕎麦談義 津田礼乃 遠嶺 200311  
思春期は悲も喜も涙秋の月 岩崎憲二 京鹿子 200312  
舞ひし手のひらりと秋の月上ぐる 小澤克己 遠嶺 200402  
消せる灯をすべて消したる秋の月 森理和 あを 200411  
ほろ酔ひの夫と見上げる秋の月 斉藤裕子 あを 200411  
米櫃に満干のあり秋の月 鈴木多枝子 あを 200612  
靴音に急されるやう秋の月 猪爪皆子 200811  
全霊を竹刀に委ね秋の月 林友次郎 遠嶺 200812  
宮殿を眠りの国へ秋の月 岡田弘子 遠嶺 200812  
尊馬油塗る手足あり秋の月 中島陽華 200901  
またたきて何か告ぐよな秋の月 山口天木 雨月 200911  
まんまるにこぼれ落ちさう秋の月 鷲見多依子 201001  
秋の月丸墓山にかかりけり 白石正躬 やぶれ傘 201101  
ありありと魚影の過ぐる秋の月 中田みなみ 201111  
隅々を知ることや憂し秋の月 湯村栞 201204  
山中の外湯に見上ぐ秋の月 後藤克彦 かさね 201211  
摩天楼より高々と秋の月 山田春生 万象 201212  
泥舟に乗らぬ世渡り秋の月 松田都青 京鹿子 201301  
リハビリのベッドに仰ぐ秋の月 秋田直己 ぐろっけ 201302  
父の齢今日越えにけり秋の月 布村松景 春燈 201312  
物干しの竿に移れり秋の月 辻香秀 201312  
秋の月屋根にしづかや鬼瓦 石原健二 やぶれ傘 201312  
出窓よりまだ見えてゐる秋の月 杉浦典子 火星 201412  
鎌足の産井にうかぶ秋の月 山田春生 万象 201701  
秋の月触れてみたいなら浮気です 夏冬春秋 船団 201707  
雲かかれども中秋の月は月 時澤藍 201812  
ことば一つ捨て中秋の月ひらふ 菊池和子 京鹿子 201901  

2019年11月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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