秋の波     57句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
行く秋の次の波待つ潮だまり 栃内和江 199912  
波一線沖も渚も秋の瑠璃 永田二三子 酸漿 200006  
奥琵琶や鵜が羽撃ちゆく秋の波 朝妻力 俳句通信 200010  
秋の波動かぬものに鵜と礁 金子つとむ 俳句通信 200110  
秋の波ぱたんと返し瞑想めく 笠井操 200112  
秋の日へ白き波濤の峙てり 坊城俊樹 ホトトギス 200202  
確執や泡立つ秋の波白し 鉄山幸子 銀化 200212  
秋の浪大きく背のびすぐ崩る 亀井香草 築港 200311  
秋の波追ふ秋の波ふと海豚 今瀬剛一 対岸 200311  
とりとめのなき思ひ出や秋の波 鈴木清子 遠嶺 200311  
行秋の波の終焉砂が吸ふ 伊藤白潮 200312  
たたみくる小波白し沼の秋 江木紀子 雨月 200312  
秋涛や夜半の星屑散らしをり 岩月優美子 200412  
ぶつかつて砕けて秋の波悲し 今瀬剛一 対岸 200412  
ゆく秋の涛音碧し独りをり 柳生千枝子 火星 200501  
君の恋秋の波間に果てにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200509  
秋の日の海面きらめく波頭 稲畑汀子 ホトトギス 200510  
秋の波来て足裏の砂うごく 櫻井幹郎 百鳥 200511  
鮭巻きこみて秋濤の波頭 荏原徹 対岸 200601  
會良消えへて砲丸型の秋怒涛 栗栖恵通子 200601 壱岐の島
秋すでに来てゐる波のうらおもて 河内桜人 京鹿子 200601  
秋の波遠くで砕けゐたりけり 高田令子 200601  
転入れて舟を引き出す秋の波 百瀬七生子 海光 200705  
波寄せて寄せて日本海の秋 稲畑汀子 ホトトギス 200708  
島は秋白鳥と紛ふ波寄せて 小野喬樹 馬醉木 200711  
引く波へ小石の挽歌秋の浦 荻原美保子 春燈 200712  
舷に波たぷたぷと秋淋し 瀬戸悠 風土 200801  
秋の浪鬼の洗濯岩洗ふ 岡田章子 ぐろっけ 200801  
砂防林駆け抜く先の秋の波 青木ちづる 200811  
震災の跡を洗へる秋の波 宮田香 200812  
灯台を噛んで真白き秋怒涛 上原重一 200812  
暁闇の島の月蝕波の秋 山田弘子 ホトトギス 200901  
まなかひにうすづく秋の怒濤かな 中村恭子 200901  
楸邨の怒濤は知らず隠岐の秋 中西光 炎環 200901  
国引の稲佐の浜へ秋の波 花岡豊香 酸漿 200901  
億年の石門穿つ秋怒濤 久本久美子 春燈 200903  
真ん前に来て高まるや秋の浪 鈴木勢津子 樹間 200911  
断崖にぶつかり彷徨ふ秋怒涛 岡野ひろ子 200912 いわき
砕け散る前に引きたる秋の波 高橋将夫 200912  
波音を妙法と聴く須磨の秋 高橋和女 春燈 200912  
隧道の入口出口秋の波 前川明子 200912  
ひたひたと寄する波音今朝の秋 尾崎みつ子 雨月 200912  
寄す波にそれぞれ秋の水の翳 藤岡紫水 京鹿子 200912  
秋日受け小波煌めく名古屋港 中根健 200912  
ゆつたりと腹式呼吸秋の波 荒木甫 201001  
晩秋のさざ波尖る大井川 後藤那生 ろんど 201002  
小さき湾なれば小さき秋の波 布川直幸 201010 葉山
秋の波覗くオブジェの夢レンズ 野沢光代 ぐろっけ 201202  
秋の波ひらたく重ね引くばかり 豊田都峰 水の唄 201203  
立秋の波のころがす小石かな 松本三千夫 末黒野 201211  
晩秋の波の穂立ちぬ九十九里 高橋定峰 末黒野 201302  
身の丈を知りたる秋の波頭 高橋将夫 201312  
四段に裏返りたる秋の波 青木ちづる 201601  
寄れば引き退れば寄する秋の波 松本三千夫 末黒野 201611  
秋の波たっぷん琵琶湖百万年 火箱ひろ 201712  
秋の波こけしと聴きて幼き日 大山夏子 201811  

2019年10月31日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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