秋の気     23句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
一人づつ秋の気配へ踏み込みぬ 配藤和子 円虹 199909
岩のいろ深めて秋の気配濃し 金國久子 遠嶺 199912
秋の気に目覚めてここは湖の宿 能村登四郎 羽化 200110
長江の船音秋の気配かな 上野孝行 百鳥 200211
葉脈に秋の気とほる朝かな 岩下芳子 200711
瀬の音も秋の気配となりにけり 佐藤健伍 200711
どことなく秋の気配や小気味よき 鷲見多依子 200911
ひと雨に秋の気配となりし苑 舩越美喜 京鹿子 201001
風夕べ晩秋の気の濃くなりし 青木ラ子 201001
灯点せば秋の気配のひとしほに 小川匠太郎 201009
水音に秋の気配や歌仙の間 橋添やよひ 風土 201012
秋の気を吸ひ込む如く鯉の口 村井一之 末黒野 201101
湖風に秋の気配や水城址 藤見佳楠子 201110
峠越え一気に秋の気配濃し 水原春郎 馬醉木 201110
額替へて秋の気配を先取りす 山田をがたま 京鹿子 201111
梵鐘の一打に秋の気配せり 塚越.弥栄子 末黒野 201412
家郷にも新秋の気の息づけり 布川直幸 201509
放ちたる一矢秋の気裂きにけり 井上石動 あを 201601
雨止みて秋の気配の去つてをり 稲畑汀子 ホトトギス 201608
言霊も木霊も秋の気配かな 高村令子 風土 201612
夕日影どこかに秋の気を秘めて 吉田順子 201711
水揺れて秋の気配の始まりぬ 赤羽陽子 春燈 201801
一歩づつ秋の気配に踏み入りぬ 稲畑汀子 ホトトギス 202009

 

2021年9月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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