秋の蜂 26句 秋風や蝶は逃げ蜂向ひくる 三橋敏雄 |
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
秋風や一志忘れし狂ひ蜂 | 遠藤タミ子 | 京鹿子 | 199811 |
秋うらら蜂止まりゐる道祖神 | 澤野粂子 | 春耕 | 199912 |
すずめ蜂人刺すよ秋は逝きぬ | 金子兜太 | 海程 | 200004 |
蜂の巣を雨滴つついて秋彼岸 | 山田六甲 | 六花 | 200010 |
秋耕や蜂に螫されて歸る牛 | 男波弘志 | 槐 | 200012 |
秋深き徳利蜂の巣からつぽな | 黒田咲子 | 槐 | 200101 |
秋日濃き塔にあまたの雀蜂 | 川澄祐勝 | 春耕 | 200201 |
行く秋や足長蜂の陽をあつめ | 渡邉友七 | あを | 200401 |
瑠璃に幾たび秋蜂の透くる翅 | 伊藤早苗 | 鴫 | 200501 |
うしとらに秋蜂の巣を太らしむ | 伊藤白潮 | 鴫 | 200511 |
秋の日を透く蜂蜜のガラス瓶 | 栗原公子 | 沖 | 200712 |
秋蜂の余すちからや翁の碑 | 市ノ瀬遙 | 炎環 | 200811 |
秋草をこまめに訪うてゐる小蜂 | 原田達夫 | 鴫 | 201602 |
秋彼岸墓域の供花を渡る蜂 | 小川玉泉 | 末黒野 | 201612 |
蹲踞の水呑んでゐる秋の蜂 | 土江比露 | 春燈 | 201712 |
大き葉のへそに溺れて秋の蜂 | 森田節子 | 風土 | 201801 |
秋の蜂リーフレットに乗り止る | 藤波松山 | 京鹿子 | 201802 |
秋の蜂日めくりぐらし不憫なり | 鈴鹿仁 | 京鹿子 | 201810 |
秋の蜂二声づつの此処彼処 | 赤座典子 | あを | 201810 |
秋の蜂ポストかすめて失せにけり | 庄司久美子 | 槐 | 201811 |
秋の蜂あわてて移す縁の句座 | 樺澤やすの | 末黒野 | 201812 |
おそ秋の雨におぼるる道の蜂 | 佐藤喜孝 | あを | 201812 |
秋の蜂墓場の蜜を盗みけり | 篠田大佳 | あを | 201912 |
鉾先を風が邪魔する秋の蜂 | 丸井巴水 | 京鹿子 | 202101 |
有り顔に手足擦り寄す秋の蜂 | 鈴鹿呂仁 | 京鹿子 | 202111 |
秋の蜂陽が沈むまでユートピア | 篠田大佳 | あを | 202112 |
2022年9月13日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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