秋の朝  秋暁    86句

秋暁の行きかふは皆修行僧    大野林火

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書の他
秋暁の白鷺の立つ瀬音かな
橋本美奈子
俳句通信
199912
老いぬれば秋の朝寝も許さるる
能村登四郎
200010
雨あがる人のにおいの秋の朝
樫井賢一
船団
200105
秋暁や背を押す風の一歩より
遠藤匡子
遠嶺
200112
秋暁やわれの真上の星ひとつ
雨村敏子
200202
秋暁や試験の夢を今も見て
須佐薫子
帆船
200208
槌の音冴えて賑はし秋の朝
河合笑子
あを
200211
秋暁や家族の会話通り過ぐ
山荘慶子
あを
200310
秋の朝ロッジ和食派洋食派
吉成美代子
あを
200310
田回りの歩をゆつくりと秋の朝
酒井多加子
雲の峰
200311
秋暁の風新しき色持てり
若山実
雲の峰
200311
病院の尖塔(せんとう)白し秋の朝
若山実
雲の峰
200311
声出して死亡記事読む秋の朝
星加克己
ぐろっけ
200312
秋暁の貨車なつかしき田圃道
徳田正樹
河鹿
200401
背に日射し尻尾の挨拶秋の朝
針谷律子
八千草
200404
最終章まづ読み果てし秋の朝
吉弘恭子
あを
200502
秋の朝一縷の煙風知らず
重原爽美
200505
山頂に白雲悠悠秋の朝
芝宮須磨子
あを
200512
秋暁に逝くや木遣の音頭取り
海野みち子
万象
200601
初秋の朝の穂高ぞ湖の上
阿部ひろし
酸漿
200610
秋暁の太鼓に目覚め道後の温泉
金山藤之助
200702
秋暁に祭り太鼓の遠くより
足利ロ子
ぐろっけ
200702
秋暁の浮雲旅のはじまれり
佐々木幸
200702
秋暁の若草山に鹿の影
石井邦子
酸漿
200702
献体てふ清き死の在り秋の朝
阿部知代
200801
秋暁の刻満ちてをり目覚めをり
高橋さえ子
200801
秋暁の足跡たよるサファリかな
渡辺玄子
酸漿
200811
嵐山に煙のしみる秋の朝
五十嵐勉
200912
秋暁の烏の来て空に穴ひとつ
小澤克己
遠嶺
200912
秋暁のひとり時間を後退る
能村研三
200912
梅干のひと粒秋の朝澄めり
伊藤一枝
酸漿
200912
秋の朝治験審査の佳き知らせ
伊吹之博
京鹿子
201001
連休に机上汚され秋の朝
出口誠
六花
201001
秋の朝孫の挨拶いごっそ褒め
島純子
ぐろっけ
201002
一坪の畑を守る秋の朝
陶山泰子
ぐろっけ
201002
秋の朝肌よみがえるマッサージ
陶山泰子
ぐろっけ
201002
秋暁や宿より望む澪標
名倉悦子
ろんど
201003
秋曉にめざむ列車の連結音 竹貫示虹 京鹿子 201009  
雪平の粥はうましや秋の朝 田下宮子 201012  
秋暁やバイクの音の夢うつつ 大松一枝 201012  
御御御付さう言ひました秋の朝 千田敬 201012  
逝く母に秋暁の灯を継ぎ足しぬ 生田作 風土 201012  
秋の朝烏の首をかしげをり 出口誠 六花 201012  
座り込み耳鳴りを聞く秋の朝 出口誠 六花 201012  
キラキラと湖面輝く秋の朝 陶山泰子 ぐろっけ 201101  
秋暁に音と水尾のみ舟帰る 中尾廣美 ぐろっけ 201101  
磯風の枕辺すぎる秋の朝 神山市実 やぶれ傘 201104  
建築書さはに子の書架秋の朝 田下宮子 201111  
秋の朝白旗空を叩きけり 吉田希望 201111  
白樺の木を植えつけた秋の朝 陽山道子 船団 201201  
秋暁や刻一刻の三上山 谷岡尚美 201202  
秋暁やわが天門と山とがる 豊田都峰 水の唄 201203  
風さやか雲流れゆく秋の朝 柳田晧一 かさね 201211  
秋暁の大地の湿り普羅忌かな 中村紀美子 春燈 201211  
妻の寝を押してたしかむ秋の朝 酒井秀郎 返り花 201211  
癒えし妻厨に立てり秋の朝 酒井秀郎 返り花 201211  
木漏れ日に光る蜘蛛の巣秋の朝 丸山酔宵子 かさね 201301  
残されし幟の赤き秋の朝 出口誠 六花 201301  
秋暁やそろりと朱土へお湯渡り 吉田政江 201311  
庭に咲く薔薇の葉濡るる秋の朝 丸山酔宵子 かさね 201311  
秋暁を待てず戸を開け深呼吸 伊藤和子 201312  
秋の朝姥は美婆へと目覚めけり 江島照美 201312  
島の端に噴煙立ちぬ秋の朝 松田多朗 馬醉木 201401  
秋の朝あかざの杖の折れにけり 石井勇 末黒野 201401  
空蝉の風に飛びきし秋の朝 上原重一 201410  
寝床から出られずにゐる秋の朝 出口誠 六花 201412  
不安感ぬぐひきれずに秋の朝 出口誠 六花 201511  
大量の荷物ありけり秋の朝 出口誠 六花 201511  
空き地にも光るものあり秋の朝 出口誠 六花 201511  
土鳩鳴き涼しき秋の朝鏡 水田壽子 雨月 201512  
秋暁の近江の里の穂波かな 荻布貢 201701  
秋暁や世のはじまりのやうな赫 塩貝朱千 京鹿子 201701  
ぱりぱりと夫はバケット秋の朝 有賀昌子 やぶれ傘 201702  
線香のどこからか匂ふ秋の朝 出口誠 六花 201712  
秋の朝気持ちいいねと声過ぐる 森なほ子 あを 201812  
秋の朝ベルトをくいと締めにけり 林田麻裕 201812  
秋の朝父が鼻かむ母もかむ 林田麻裕 201812  
澱み無く初秋の朝を迎へをる 中西厚子 201812  
漕艇や秋の朝日のきらをゆき 市村明代 馬醉木 201812  
秋の朝五感を染むる海の青 本多俊子 201812  
晩節のつややかなりし秋の朝 中田禎子 201911  
秋の朝あの人よりは痩せている 林田麻裕 201912  
早足の音はトイレだ秋の朝 林田麻裕 201912  
秋の朝お粥の上にトッピング 采野久美子 202001  
水桶の豆腐美し秋の朝 廣瀬新 やぶれ傘 202002  
秋の朝一人の玉子割っている 中林明美 船団 202003  

 

2020年9月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。