秋半ば      13句

秋半ば稀なる凪ぎの日うらゝに渡り鳥見ゆ磯崎のうへ   木下利玄

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
泳げない魚が歩いて秋半ば 松田都青 京鹿子 200110
水音のひろがつて野は秋半ば 中村田人 ホトトギス 200305
秋なかば庭整ひし留守の家 篠崎荘市 酸漿 200411
里山のつづく丹波路秋半ば 宮崎正 ホトトギス 200601
かなかなの今年も鳴かず秋半ば 田中藤穂 あを 200610
駅弁の紐の十字も秋なかば 高皿令子 200812
空に海海に空あり秋半ば 田尻勝子 六花 201111
空を褒め風を褒め合ふ秋半ば 大村峰子 万象 201112
けもの道行くに爆竹秋半ば 土井ゆう子 風土 201312
夫の忌のまた巡り来る秋半ば 平居澪子 六花 201512
閉院の間近な医師の秋半ば 田尻りさ 六花 202103
句読点いづくに打つや秋半ば 山田ゆきこ 202201
御霊祭の案内届く秋半ば 谷口一献 六花 202212

 

2023年10月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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