アカシア 〈ニセアカシア〉    96句

窓にふれアカシアの花露をのこす   篠原梵   皿

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
主婦若し花アカシアを天婦羅に 松崎鉄之介 199807  
花アカシア遊民の鼻ますます赤し 金子兜太 海程 199808  
人の国ニセアカシアのまつりかな 中村裕子 海程 199910  
アカシアの散り継ぐポケットに切符 木内憲子 199910  
アカシアにはつかな蕾乳母車 田中藤穂 「瓶座 200002  
アカシアの風の奥より堀辰雄 神蔵器 風土 200007  
咲き充ちて谷戸にアカシア明りかな 持田e子 風土 200008  
やうやくに花アカシアの香と知りぬ 石橋翠 いろり 200008  
白ばかりの花アカシアに疲れけり 北原東洋男 200009  
アカシアの風入れて織る紺絣 山田春生 春耕 200009  
山手駅花アカシアの香にみてり 松崎鉄之介 200107  
アカシアの黄葉に心ほぐれけり 中村興人 酸漿 200201  
夜へ傾ぐニセアカシアの花の階 梶浦玲良子 波小舟 200205  
下宿せし窓のアカシアいまも咲く 島三四郎 百鳥 200208  
アカシアの花の下なる読書かな 小田島成子 百鳥 200208  
アカシアの花の下なる草刈碑 塩野きみ 遠嶺 200209  
孔子広場アカシアの花盛りなる 網野茂子 酸漿 200210  
夫の故郷アカシアの花なだれ咲く 網野茂子 酸漿 200210  
花過ぎのアカシア雨の中に立つ 村田さだ子 酸漿 200307  
アカシアにお漏らしをしたやうな顔 山田六甲 六花 200307  
旅や山肌白きは花アカシアの頃 江木紀子 雨月 200309  
伊那谷のアカシア追ひて養蜂車 関まさを 酸漿 200309  
アカシアの花や安寿の越えし坂 朝妻力 雲の峰 200406  
アカシアの散りたる坂の夕明り 小林幸子 酸漿 200407  
アカシアの花に川辺のけぶりけり 中島伊智子 酸漿 200407  
アカシアの花に噎せゆく岸辺かな 川原典子 酸漿 200407  
アカシアの花の高さに鬼瓦 立脇操 雲の峰 200407  
あかしあの花森奥のシンフォニー 津田礼乃 遠嶺 200408  
街路樹のアカシア芽吹く早さかな 金子八重子 酸漿 200408  
アカシアの花大連の日本町 筧節子 築港 200408  
アカシアや旅の一座の幟立ち 村上沙央 200409  
アカシアの花や川原に湯が涌ける 内海良太 万象 200409  
散り敷きてニセアカシアの花白く 芝宮須磨子 あを 200411  
高みにて贋アカシアの吹かれぶり 能村研三 200507  
辰雄忌の近むアカシア花ぐもり 佐藤いね子 馬醉木 200508  
アカシアと肝木咲けり会津道 松崎鉄之介 200508 会津鍛錬会にて
夜は脈打ち花アカシアの房匂ふ 中尾公彦 200509  
アカシアの花散る雨も無きままに 中川博秋 200509  
アカシアの香り残れる大清門 三井公子 酸漿 200509  
アカシアの花に雨降る港町 川島澄子 酸漿 200512  
無言館出づアカシアは房のまま 奥田弦鬼 風土 200601  
みづかふやアカシアの花のちる水を 瀧春一 常念 200606  
アカシアの花こぼれつつ雨となる 増田久子 酸漿 200607  
ドン山の花アカシアを椋鳥啄む 松崎鉄之介 200608  
アカシアの咲き去来する師の慈顔 邑橋節夫 遠嶺 200611  
アカシアの一きは高く花咲けり 荻原麗子 酸漿 200707  
アカシアの花に向かひて虻も行く 小島三恵 酸漿 200707  
ニセアカシア男時ほのかに匂ひけり 水野恒彦 200708  
もの憂げな空アカシアの大通り 増田久美子 200708  
アカシアの花の天婦羅母の椅子 中野京子 翁草 200710  
しおさいを形にするとにせあかしあ 池田澄子 200801  
小雨中アカシアの花けぶりたり 原田敦子 酸漿 200805  
咲きほこるぎんようあかしあ電車基地 北畠明子 ぐろっけ 200807  
アカシアの匂ひの追るリフトゆく 川原典子 酸漿 200807  
アカシアの花をはじめに北の旅 平野伸子 馬醉木 200808  
養蜂箱並びアカシア花降らす 手島靖一 馬醉木 200809  
高きよりにせあかしあの落花かな 島谷征良 風土 200809  
偽などといはれて開く花アカシア 有元洋剛 200907  
海に向き遠きあかるさ花アカシア 伊藤敬子 200907  
アカシアの香に暮れそめし堤かな 小林優子 酸漿 200907  
アカシアの花のつつめる鉱山跡 小林輝子 風土 200909  
アカシアの花散り果てぬ煉瓦道 大坪景章 万象 200909  
花アカシア猫が爪磨ぐ春地蔵 鈴木多枝子 あを 201005  
アカシアの土用芽花の咲くがあり 伊藤一枝 酸漿 201009  
アカシアの匂ひが風に眼を細む 工藤ミネ子 風土 201009  
アビニヨンの橋よアカシァ花かかげ 伊藤一枝 酸漿 201101  
アカシアの花の並木よ古都クール 田中きよ子 酸漿 201103  
アカシア咲く乙女の頃の通学路 水谷芳子 雨月 201108  
迷ひ込むニセアカシアの花の香に 羽賀恭子 201108  
アカシアの花の盛りに魅せられて 古田考鵬 雨月 201108  
君のため空ごと手折るアカシアの花 上村美翔 うらら 201202  
アカシアの花の散華や水難碑 木内博一 春燈 201209  
アカシアの香につつまれし通学路 野村鞆枝 京鹿子 201210  
象の踏む象の足跡花アカシア 星野早苗 船団 201304  
アカシアの花風のなか歩かうよ 井上石動 あを 201306  
アカシアの香に溶け出せり津軽富士 岡山敦子 京鹿子 201310  
花アカシア零す色より黄昏るる 粟倉昌子 201406  
ニセアカシアの無心に遊ぶ花の塊 瀬川公馨 201406  
アカシアの花散る中を養蜂家 谷田部栄 万象 201408  
アカシアの花に打たれ運命に逆らはず 菊地螢子 春燈 201409  
アカシアの花沿ひ銀河鉄道線 藤原照子 201508  
アカシアの降るふる渋民駅に佇つ 藤原照子 201508  
アカシアの包む明治の芝居小屋 山下ひろみ 201508  
アカシアの砂丘の記憶反戦旗 内海良太 万象 201509  
海に雨ニセアカシアの花に雨 大崎紀夫 虻の昼 201510  
踏みまどふ程アカシアの散り敷ける 野村鞆枝 京鹿子 201510  
アカシアの花散る地熱発電所 坪内稔典 船団 201512  
単線や花アカシアに川に沿ひ 藤原照子 201607  
アカシアの咲く都幾川のほとりかな 瀬島洒望 やぶれ傘 201607  
アカシアの花の白妙多佳子の忌 安立公彦 春燈 201608  
都幾川にニセアカシアの咲く畔 瀬島洒望 やぶれ傘 201609  
アカシアの花ざわざわとふさふさと 安藤久美子 やぶれ傘 201610  
アカシアの花咲く道は通学路 増田みな子 やぶれ傘 201610  
強烈なアカシアの花の大罠 瀬川公馨 201808  
アカシアの花や見返り峠越ゆ 持田信子 春燈 201808  
ゆるやかに大河の曲り贋アカシア 片山煕子 京鹿子 201809  

 

2019年5月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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