春日和    50句

春日和研屋路上で店開き   岸本房子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
春日和若き句友も集ひ来る 林田加杜子 いろり 200004  
ぼんやりと猫がもの言う春日和 三宅やよい 船団 200105  
春日和人の縁の不思議かな 芝宮須磨子 あを 200204  
春日和鏡に齢うつりけり 野口香葉 遠嶺 200307  
病み上りスキップしたし春日和 沖野貞子 ぐろっけ 200406  
鳥小屋に掛かる江戸絵図春日和 内藤紀子 遠嶺 200407  
蕉翁の句碑建つ寺や春日和 田島勝彦 遠嶺 200407  
春日和貸農園の抽選日 福島寿重子 帆船 200504  
不器用な夫の体操春日和 佐々木薫 帆船 200504  
耕耘機まづは始動の春日和 関戸国子 酸漿 200505  
退院の百十日目とふ春日和 青垣和子 雨月 200506  
目鼻だけあれば充分春日和 滝沢環 京鹿子 200506  
春日和歳に甘えてをりにけり 芝尚子 あを 200605  
春日和婆が杖とす押車 鈴木多枝子 あを 200605  
畳屋が入りてよりの春日和 大畑善昭 200605  
春日和ペダルを踏んでジム通ひ 秋田直己 ぐろっけ 200606  
春日和歩幅を広くゆつくりと 鈴木多枝子 あを 200606  
足裏にのこるつかれや春日和 芝宮須磨子 あを 200705  
土手の声転がりゆくや春日和 大須賀容子 遠嶺 200706  
走り根の残る切り株春日和 瀬島洒望 やぶれ傘 200804  
春日和地図を頼りに札所寺 森山のりこ あをかき 200804  
丁寧に薬缶を磨く春日和 須賀敏子 あを 200805  
久々に訪ねし小江戸春日和 塩田京子 遠嶺 200806  
礼状に内の一字や春日和 岡佳代子 200905  
春日和シナモンの香の紅茶買ふ 星アヤ 酸漿 201005  
蹲の水晶光る春日和 田中芳夫 201006  
コーヒーに一息入れる春日和 小澤正信 201006  
八卦見がヌードル啜る春日和 北川光子 ぐろっけ 201006  
春日和おさな屈みてひそひそと 芝宮須磨子 あを 201006  
花みくじ引けば「満開」春日和 宇治原弥幸 201007  
調律のいち音一音春日和 高瀬史 馬醉木 201106  
タイヤに座し笹食むパンダ春日和 四葉允子 ぐろっけ 201106  
山脈はパステルカラー春日和 坂根宏子 201107  
キャッチボール父の張り切る春日和 野沢光代 ぐろっけ 201107  
せせらぎの歌ふが如し春日和 小池みな 末黒野句集 201203  
聖天の大き巾着春日和 坂根宏子 201205  
上棟の掛矢のひびく春日和 大村かし子 万象 201206  
宮崎さんは話し上手や春日和 増田一代 201207  
春日和ややこしきこと後回し 吉清和代 万象 201207  
練り切りの紅のにじみや春日和 石川かおり 201305  
春日和子等が背比べ芭蕉像 和田勝信 かさね 201306  
賓頭盧の右脳を撫づる春日和 塩路五郎 201407  
婚の荷の結び目高し春日和 久保東海司 201506  
町川に鴨の寄り添ふ春日和 小山直子 末黒野 201605  
象老いて人を振舞ふ春日和 谷口直樹 万象 201606  
百五歳小春日和に召されしと 山本漾子 雨月 201703  
潮の香や絵筆の奔る春日和 大塚かずよ 末黒野 201706  
ハイウエイの茫と富士山春日和 加藤タミ 末黒野 201706  
藁屋根のほつこり厚し春日和 龍町子 末黒野 201708  
軽やかに席をゆづられ春日和 斉藤雅子 末黒野 201906  

 

2020年2月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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